ゼウスは人間を作ると、すぐに様々な心の働きを注入したが、羞恥心だけは忘れてしまった。そのため、どこから入れればよいか困って、羞恥心には肛門を通って入ってくれと頼んだ。羞恥心は初めは嫌がり、プライドを傷つけられ憤慨していたが、ゼウスが強くせがむので、言うには、「では、次の条件でなら入って行きましょう。もし他のものが更に入って来たなら、すぐに私は出ていきます」。

男色者がすべて恥知らずなのはこうすう訳だ。淫らな男に対してこの話は適用できる。

 

 

「出典:イソップ寓話集109」