笛の心得のある漁師が、笛と網を持って浜に出た。岩の突端に立って、まず笛で奏でたのは、妙なる調べに誘われて、魚が自ら出てくるものと思ったのだ。ところが、いくら頑張って吹いても埒(らち)があかないものだから、漁師は笛を横に置き、投網を取って水に投げ入れたところ、魚がどっさりとかかった。
獲れた魚を網から磯に放り出すと、パクパクしながら跳ねるので、漁師が言うには、「いまいましい魚め、俺が笛を吹いている間は踊らなかったくせに、止めた今ごろ踊りくさる」。
「出典:イソップ寓話集11」
笛の心得のある漁師が、笛と網を持って浜に出た。岩の突端に立って、まず笛で奏でたのは、妙なる調べに誘われて、魚が自ら出てくるものと思ったのだ。ところが、いくら頑張って吹いても埒(らち)があかないものだから、漁師は笛を横に置き、投網を取って水に投げ入れたところ、魚がどっさりとかかった。
獲れた魚を網から磯に放り出すと、パクパクしながら跳ねるので、漁師が言うには、「いまいましい魚め、俺が笛を吹いている間は踊らなかったくせに、止めた今ごろ踊りくさる」。
「出典:イソップ寓話集11」