高崎市新町にある新町宿「高札場跡」は、江戸幕府や諸藩が庶民を統治するための法令・禁令などを板札に墨書し、町辻・橋詰・街道の追分・渡船場など、人目に付きやすい各地の主要な場所に設けられました。新町宿では落合新町と笛木新町の境に設置されました。キリシタン禁制は特に重要で、その管理は厳重で木の柵を巡らし、石垣或いは土留もりをし、妄りに近寄らせませんでした。管理責任者に町村役人を命じて、付近の清掃、火災の際の避難などにあたらせました。