高崎市栗崎町の「栗崎」の名は、中世・戦国期に見える地名です。永禄10(1567)年に武田信玄が瀬下豊後守に与えた所領の文書「武田家朱印状写」に「栗崎弐貫文」とあります。「栗崎」の「サキ」は「ハナ」と同じように大地の先端部を指す言葉です。

小字名には、宮前、伊勢、欠下、村下、蟹沢、原、宮原があります。

 

 

  

 

道標

この道標は高崎市内へ向かう市道の辻にあります。正面「岩鼻村大字栗崎」、左側面「佐野村ヲ経高崎道」、右側面「栗崎ヲ経岩鼻道及玉村」と記されています。

 

 

石造物「山界万霊塔」(地蔵寺)

この塔は、この世の命ある全ての霊を宿らせて、この塔を回向することによって万霊、即ち、ありとあらゆる精霊を供養することを目的としています。

 

参考資料:岩鼻「歴史マップ」