高崎市倉賀野町の巌堂山(がんどうざん)常行院(しょうぎょういん)「安楽寺」:当寺は「七仏薬師」の名で知られ、天平9年開基の伝承ある古刹、本堂の裏山には古墳時代後期の円墳で、石室内の七体の石仏は秘仏で12年毎の巳年に開帳(県指定史跡)。他に異形板碑(市指定史跡)、鼠供養塔等がある。
安楽寺古墳
安楽寺古墳は7世紀末頃に築造されたと推定され、径20m、高さ4mの規模を有する円墳である。主体部は横口式石槨と呼ばれる形式で、羨道の奥に石槨が取りついたような構造をしている。石室内部の壁面には、鎌倉時代の製作と推定される仏像が奥壁に三体、左右の壁に二体ずつの計七体彫られている。この仏像は、七仏薬師と呼ばれ安楽寺魔本尊となっており、通常は秘仏とされるが、十二年に一度巳年に開帳している。
勝軍地蔵尊
王朝の昔に始まり中世にとりわけ盛んになった愛宕信仰というのがあります。愛宕の神は身に甲冑をつけた勝軍地蔵菩薩です。古くから当安楽寺に帰依し、大変信仰の厚い当上町「須賀一族」のご先祖が「この勝軍地蔵を念ずれば軍に勝ち宿業刀兵、飢饉を免れるとの願いを込め一族の守護神として建立した」という説もある。
二十二夜堂
このお堂は第四十八世亮田(りょうでん)上人、明治15(1882)年5月5日没が住職在任中、吾妻郡沢渡温泉在、浄土宗本寺第十九世哲誉上人と国定忠治一家代貸空っ風の長四郎とが寄進し哲誉上人から長四郎が「幻の火伏せの名号」の巻物一巻を授与されたところである。



