高崎市山名町の上野三碑「山上碑」の入口から柳沢川の上流を進んだ谷奥に凝灰岩の露頭があります。この凝灰岩は複数層で岩体を形成して存在し、方形の切出し場所があり、石ノミ痕を部分的に残す状況から古代の石切場と考えられています。なお、ここで切り出された凝灰岩は周辺の古墳の截石切組積(きりいしきりくみづみ)石室や、舟形石棺の石材として使用されたものと推定されています。