山上碑を学ぶ
高崎市山名町字山神谷に所在する国特別史跡の「山上(やまのうえ)碑」は、完存するものに限れば日本最古の石碑として知られ、古代最大の内乱「壬申(じんしん)の乱」を征して即位した天武(てんむ)天皇の時代に造立されました。この山上碑を含めて、多胡碑・金井沢碑を「上野(こうずけ)三碑」と呼び、平成27年9月24日『世界の記憶』の国内候補に選ばれ、平成29年の夏頃の正式登録を目指しています。
山上碑の所在する山ノ上の集落
木道より171段の石段を昇り山上碑・古墳に到着
山上碑の覆い屋
国特別史跡「山上碑」
東側を望む 裏側(北側)を望む
高崎市教育委員会が配布した小学生用副読本より抜粋しました。
高崎市教育委員会が配布した中学生用副読本より抜粋しました。
山上碑に隣接する山上古墳は、精緻な切石積み石室をもつ有力首長の墓であり、7世紀中頃の築造と考えられる。その築造時期は、山上碑よりも数十年古いため、もともと黒売刀自の父の墓として造られ、後に黒売刀自を追葬(帰葬)したものと考えられている。