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市民ランナーのためのランニング知恵袋

市民ランナーによる市民ランナーのためのランニング講座
トレーニングから怪我予防、レース前のコンディショニング、栄養補給など
ランニングと関係するあらゆる事をテーマに綴ります


おはようございます。
市民ランナーのランナーFです。


先日の記事 で日本男子マラソン歴代30傑に入る選手を現役選手と引退選手に分け、5000m、10000mの自己ベストをもとに考えてみました。

今回は、その30傑から有名選手をピックアップして書いていきたいと思います。


まずはご存じ、瀬古利彦さんです。
瀬古さんのマラソンベストは、2時間8分27秒ですが、5000m13分24秒10000m27分42秒の自己ベストを持っています。


次に日本歴代最高タイムの高岡寿成さん。
マラソンベストが2時間6分16秒
5000m13分13秒、10000m27分35秒です。


マラソン歴代30傑に入るランナーで5000mを13分25秒以下で走った選手はこの2名だけです。


次に現役選手から2名、川内選手と中本選手を挙げます。

まずは川内選手
マラソンベストは、2時間8分14秒
5000m13分58秒10000m29分02秒です。


続いて中本選手
マラソンベストは2時間8分36秒
5000m14分04秒10000m28分54秒です。


この二名は現在、最も実力があると言える日本人マラソンランナーですが、両者の共通点として、5000m、10000mの自己ベストが遅いことが挙げられます。
その証拠に5000mの自己ベストが14分を超える選手は中本選手のみ、10000mの自己ベストが29分を超える選手は川内選手のみです。


瀬古さんは5000m、10000mの記録から考えてみるとマラソンのタイムが遅い気もしますが、マラソン15戦10勝であったことを考慮すると当時最も強いマラソンランナーであったに違いありません。


ここで挙げたのはあくまでも一例ですが、
現役選手が5000m、10000mのスピードが引退選手に比べて劣っていることは明らかです。
具体的には、引退選手で10000mを27分台で走った選手は6名いますが、現役選手には1名(前田和浩選手)しかおりません。


もちろん、川内選手と中本選手は最近5000mや10000mに出場していないみたいですので、今の実力を正確に反映しているとは言えません。

しかし、今後2時間7分を切るようなレースをするためには、根本的なスピードを高める必要がある気もします。


ご意見、ご感想はコメント欄へどうぞ。



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おはようございます。。
市民ランナーのランナーFです。


今日はランニング生理学について書きます。
これまでマラソンをはじめとした長距離走のパフォーマンスは、
最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、ランニングの経済性によって決まるという記事

最大酸素摂取量についての記事 を書きました。
今回は乳酸性作業閾値について書きます。


乳酸性作業閾値とは、
安静時から徐々に運動強度(速度)を増加させていった際に血中の乳酸濃度が高まる地点」のことを言います。
乳酸そのものについては解釈が難しく、
そもそも疲労物質であるのか?違うのか?等についても議論が分かれます。


しかし、ここで大事なのは乳酸性作業閾値という強度は体の中で様々な変化が起こる閾値であるということです。
例えば、乳酸性作業閾値の前後でアドレナリンなどホルモンの分泌量が変わります。
また乳酸性作業閾値より低い強度では走っていてもきつさを感じないと言われていますが、高い強度で走るときつさを感じると言われています。


さらに、乳酸性作業閾値を境に利用されるエネルギー基質も変わります
具体的には、乳酸性作業閾値より低い強度では糖質とともに脂質が使われますが、それよりも高い強度の場合、脂質の利用が一気に少なくなり糖質がエネルギー源として使われます
これは、特にマラソンにとって重要になってきます。
マラソンは、体内の糖質が少なくなってしまうと走速度を落とさざるを得なくなります。
したがって、乳酸性作業閾値をはるかに超えた強度で走るとレース後半で糖質が枯渇してしまう可能性が大きくなるわけです


前の記事で最大酸素摂取量が高いほど速い速度で走ることが可能と言いましたが、この乳酸性作業閾値は次のような形でランナーのパフォーマンスに影響します。

ここに二人のランナー(A、B)がいて、二人とも最大酸素摂取量が60ml/kg/minだとします。
Aは、45ml/kg/minのときに乳酸性作業閾値が現れる。
Bは、30ml/kg/minのときに乳酸性作業閾値が現れる。
もし、この二人が同じ速度でマラソンを走った場合、乳酸性作業閾値が低いBの方が早く糖質を減ってしまう可能性が高くなります。
繰り返しますが、マラソンは体内の糖質が少なくなると速度の維持が困難になるので、Bの方がパフォーマンスが低くなってしまうことが想像できます。


どうやって乳酸性作業閾値を高めることができるかなどについて今後書いていきたいと思います。


意見、感想はお気軽にコメント欄へどうぞ。



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こんにちは。

ランナーSが一昨日に引き続き膝のランニング障害の1つ腸脛靭帯炎について書いていきます!



腸脛靭帯は股関節の横から大腿筋膜腸筋という筋肉があり、それが途中から腸脛靭帯に変わっていき、膝の外側やや下に付着しています。


それが膝の外側で擦れて痛みが出現します。



原因としては大腿筋膜腸筋の硬さ、中臀筋や大腿筋膜腸筋の筋力不足、膝が左右にぶれるようなランニングフォームが大きく関わってきます!


なってしまうとなかなか治りづらいです。


病院などに行ってもランニングをするなと言われ止めて、痛みがなくなったらランニングして痛みが再度繰り返すことが多々あります。


予防法としては股関節の外側の筋力トレーニング、外側のストレッチ、ランニングフォームの改善などです。

実際に行える内容としては中臀筋というお尻の外の筋力トレーニングを行いたいのでヒップアブダクションというトレーニングをトレーニングの本やムービーなどで調べて見てください!

また、脚の安定感を出すために片脚を前に踏み出して止まるランジや片脚でのスクワットなども有効です♪


もし、痛みがあって大会などに出たい場合の調整としては、軽いジョグだとかえって膝の安定感が保てずに痛みが出ることが多いのでダッシュと歩きを繰り返し呼吸機能やランニングフォームを忘れないようにされると良いかもしれません。


上にあげたことは治すのには繋がらないのでリハビリについても書いていきます。
段階としては日常生活での痛み(3日程)が無くなるまで休み、炎症が弱くなったら自転車などの体重のかからない有酸素運動から徐々にランニングの距離や強度を上げていくと良いです!


原因にもよりますが自転車が出来るようになったくらいから股関節外側のトレーニングや足の安定感のトレーニングを少しずつ行っていく必要があります。



あくまでも症状は人それぞれ違うので症状が変わらなければ医療機関に受診して下さい!



意見や感想などのコメントお待ちしています\(^o^)/



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おはようございます。
市民ランナーのランナーFです。


かつては瀬古利彦さんをはじめ、世界トップの実力を示していた日本マラソン界。
しかし最近、日本マラソン界は低迷しているだとか、
高速化した世界のマラソンから取り残されたとか、
言われています。


そこで今回は男子日本マラソン歴代30傑の記録をもとに、日本マラソン界の現状の把握を試みたいと思います。
まず私は、30傑に入るランナーの5000mと10000mのベストタイムを調べました。
ほとんどの選手は、5000mと10000mのタイムがわかったのですが、23位にランクインした清水康次さん(2003年に記録)だけ不明だったため残りの29名で分析しました。
なお、各ランナーの自己ベストを調べたつもりですが、もしかしたら誤っている可能性もあります。
いずれにせよ、傾向は変わらないと思いますので、参考程度にみて頂けると幸いです。


まず29名を現役選手と引退選手にわけました。
その結果、6名が現役選手、23名が引退選手となりました。

現役選手は、2012年~2014年に更新されたもの
引退選手は、1985年~2008年に更新されたもの


そして、現役選手と引退選手で各種目のタイムの平均を求めました。
その結果、以下の通りとなりました。

5000m現役選手13分51秒、引退選手13分43秒
10000m現役選手28分34秒引退選手28分14秒
マラソン現役選手2時間8分16秒引退選手2時間7分57秒


いずれも引退選手の方が速いことがわかります。

次に5000mと10000mからみたマラソンの持久係数を求めてみます。
持久係数とは、マラソンのタイムからそれよりも短い距離(今回は5000mと10000m)を割って求めることができ、この数字が少ないほど、短い距離に対して持久力があると言うことができます。
分かりにくいのでもっと簡単に説明します。
ハーフマラソンのタイムが同じ二人のランナーがいるとします。
一人は、ハーフを1時間30分、マラソンを3時間00分で走れる。この場合の持久係数は2.00。
一人は、ハーフを1時間30分、マラソンを3時間30分で走れる。この場合の持久係数は2.33。
前者の方が持久力があると言えます。


では、現役選手と引退選手の持久係数をみてみます。
5000m現役選手9.26倍
引退選手9.32倍
10000m
現役選手4.49倍引退選手4.53倍


現役選手の方が持久係数が少ない。つまり短い距離の記録に対して、マラソンでスピードを維持できているということになります。
しかし、反対に捉えると5000m、10000mのタイムが遅く、スピードに欠けていると言えます。


次以降の記事では、29名の中から特徴的な選手を何人かピックアップしてみたいと思います。


ご意見、ご感想はコメント欄へどうぞ。



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おはようございます。
市民ランナーのランナーFです。


今日はランニング生理学について書きます。
以前の記事 で長距離走のパフォーマンスは生理学的にみて、
最大酸素摂取量乳酸性作業閾値ランニングの経済性
の三点によって大きく規定されるということを書きました。

そこで今回からその各要素について少し説明していきたいと思います。

今日は最大酸素摂取量についてです。

最大酸素摂取量とは、
運動中に体内に取り込み利用することができる酸素の最大値のことを言います。
ランニングをする場合、酸素を使ってエネルギーを産み出す必要があります。
そして酸素摂取量とランニングの速度には比例関係があります。
つまり速い速度で走れば走るほど、必要となる酸素の量も増えてきます
したがって、大雑把に言えば最大酸素摂取量が高いほど速い速度で走ることができるということになります。


この最大酸素摂取量ですが通常、体重1kg当たりに1分間で取り込むことができる量で表されます。
ということで単位はml/kg/minになります。
一般成人男性は35~45ml/kg/min程度ですが、一流ランナーは70ml/kglminを超えてきます。
川内選手が82ml/kg/minであったというのを以前、何かの動画でみました。
一流選手が速い速度でマラソンを走れる理由の一つがこの酸素摂取能力の高さにあると言えます。


なぜ、最大酸素摂取量が高くなるのかについてのメカニズムは、
少し話が複雑になってしまいますので詳しくは省略しますが、
心臓の血液を送り出す能力や筋肉の酸素を抜き取る能力が高くなることなどによって生じます。


最大酸素摂取量の測定は直接には高価な機器を利用しなければなりません。
しかし、12分間走などによって間接的ではありますが推定することも可能です。
このブログでも今後、どうやって最大酸素摂取量を推定するのかについてや最大酸素摂取量を伸ばすためにはどういうトレーニングをするのが良いのかについて書いていきたいと思っています。


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