1987年に日本人ビジネスマンの友達が、あるなんらかの理由があってノエバレー(サンフランシスコ)の一画にあった5ユニットのアパートビルを彼から購入することになった。ロケーションもいい環境だし、ダウンタウンまでも電車で30分くらいのところにあるエリアだった。
その頃のテナントは 白人が4ユニットと黒人が1人だったが、話せば長いことになるのだが、白人のミリタリー ファミリーでリタイアー夫婦に20歳前後の子供ががいて、倅がドラッグで頭がおかしく、ドラッグの金がほしいために、アパートのパーキング エリアにあるコインランドリーのワッシマシーンやドライヤーをひっくり返してコインを盗んだりと、その後この家族は親父が死んで、母親が生まれ故郷のルイジアナへ帰って、倅は刑務所、馬鹿な娘が残ったが、これがジャンキーのボーイフレンドなどが入り込み家賃も払わず、弁護士を雇って法的に追い出し、ゴミいっぱい残していったが、それがトラックいっぱいもあり散らかしていった。
また、なにか問題が発生すると、ランドロード(家主)を呼べばいいのに、わざと市のインスペクターを呼ぶ、、、これがしつこいくらい、あれを直せ、これを直せと細かいことにうるさい。酔っ払ってヘドを廊下に吐き散らしたり、その掃除に行ったり、夜に馬鹿が暴れてポリスが来たついでに、夜中に家主も呼ばれたり、カーペットが古いから新しいのに取り替えろ、とかあまりに問題が多すぎて、いい加減頭にきた。この最初のアパートの糞テナントは白人の2ファミリー。他の黒人も他の白人もまったくいい人で問題はなかった。
こんな馬鹿事やっていられね〜クソテナントめ。
やめた。売ろう、、買った数年後。早速不動産屋に連絡した。最初は知り合いの日本人で学習院大学卒の若い女性、頑張ったが売れなかった。それからさらに5〜6年後、今度は人の紹介で中国人だが子供の時から日本にいたことがあるので、日本語を普通に喋る中国人に売らせたが、これも頑張ったが売れなかった。
オレは運が良かった。アパートは売れなかった。
もし、売れていればたぶんこの5〜6年の間に上がった不動産の利益はせいぜい4〜5万ドルの利益で終わったことだろう。
すこし程度のいいクルマを1台買って終わりだったろう。そしてゼロとなったろう。
それでも、何故かこの物件を買った2年後には、パシフィック ハイツにビクトリアン建築の8ユニットのビルをまた買った。
全くの素人の不動産投資が、だんだんと揉まれて、悪いテナントの対応の仕方も分かってきたが、この物件も15年間所持して売ったが、最後にやられたな。でも利益は充分に出た。
その売れなかった5ユニットのアパートは、その後ホワイト トラシュが出て、黒人の長年住んでいた爺さんも死んで、平穏な日々が続いたのでありましたが、最近また、男の中年の兄弟が住んでいたのだが、兄貴のほうがコンドを買って移ったあと、残った日雇いのプー太郎が家賃を払わず、すったもんだが続いて、またもや弁護士を雇ってから、エビクション(強制退去)の手続きを取ったが、でもなんだかんだと、もう半年以上金を払わず、おまけに変な女が入り込んで来て、出ない、、、もう半年以上の問題で、今度はこの2人が問題を起こして、男は出ていったが今度は女が出ない。しかも喧嘩別れの時、ドアやウインドーをぶち破って出て行った。ここサンフランシスコはテナントが強いのです。馬鹿げた法律です。
そういった、トラッシュを利用して金を儲けている糞弁護士もまた、多いのです。
ドアーは蹴飛ばされて、ボロボロ、外から入るため、ガラスドアーを割られて、これら違法テナントが出た後も、業者を雇ってウインドーやドアーも新しいのにチェンジしなければならない。その他 キッチン、バス ルーム、カーペットなどなど。
冷蔵庫、キッチン ストーブなど新しいのが必要だ。滞納家賃などを入れると最低2万ドル以上の経費がかかるな。こんなに徹底的にやられたのは、アパート業をやってから初めてだった。
こういった人種は部屋の中はゴミだらけ。人間もゴミ、、トラシュ たぶんドラック ユーザーだろう、ゴミの散らかし具合が半端ではない。
そうです。このブログを見てくださってる皆さん。これでもアメリカで不動産投資をしますか。
遂に、この売れなかった5ユニットのアパートビル。現在の相場はたぶん3ミリオン ダラーに近いと思いますよ。
これは売れなかったので、ラッキーでした。
もし、興味があれば、自分の家を買ってから、含み資産ができて、その金で不動産投資でしたら、アパートは買わないで一軒家を買ったほうが楽ですよ。
それと、知り合いの投資家は、ここサンフランシスコやバークレーは、やたらとテナントが強くランドロード(家主)は弱いので、かなり前からノース キャロライナ州が不動産投資に良い、、という情報もあります。知り合いの何人かは投資してます。その人たちには頭痛はないと言ってます。
私メ 不動産投資に翻弄されましたが、結果的には、今となれば打たれ強くなったな〜と思う反面、、、もういいや、、もう売っちゃえ。
という心境でございます。来年売ろう ハイ。
今日の夕食は Rigatoni アメリカも長くなって、ワイフはアメリカ人、娘2人もアメリカ人となった。もうこっちも半分アメリカ人になってきたな。和洋折中の食事でございますよ。