女優の松下奈緒さん(25)と俳優の向井理さん(28)が8日、今春放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の会見に出席した。この日が松下さんの誕生日で、7日が向井さんの誕生日であったことからサプライズで2人に誕生日祝いのケーキが贈られた。松下さんは「25歳という自分にとって節目の年に(朝ドラに)出られて光栄。一生の思いをかけるつもりで頑張りたい」と決意を語り、向井さんは「感無量。1日違いで(誕生日というのも)これも何かの縁」とうれしそうに話し、「祝ってもらえなくても一生懸命頑張るつもりでした」とジョークを飛ばした。
【写真特集】サプライズで誕生日会!2人が登場した会見の様子
61年から放送が始まった連続テレビ小説で、48年ぶりに放送時間を変更し、午前8時から放送されることが決定。松下さんは「切りがいいなって思いました」と笑顔を見せ、「茂さんの家に行ったときの驚きは忘れません。非常に汚かった……。待てど待てど(茂さんが)心を開いてくれなくてふすまをピシッと閉められるシーンがつらい」と撮影を振り返った。
また本番で自らマンガを描いているという向井さんは「水木プロダクションでGペンをいただいたので(それを使って)家で練習したり……」と話し、「撮影中は左腕がないので肩で原稿を押さえる水木さん独特のポーズなど、娘さんにどういうふうに描かれていたのか聞いている。気迫というかそういう部分に気を付けていきたい」と語った。
「ゲゲゲの女房」は、松下さん演じる楽天的で働き者のヒロイン・飯田布美枝が、水木しげるというペンネームの無名のマンガ家・村井茂(向井さん)と出会って結婚し、底なしの貧乏生活の中、命懸けでマンガに打ち込む夫を支えて、おおらかに生きる姿を描く。3月29日午前8時から、全156回の放送予定。