総務省が2日発表した労働力調査によると、1月の完全失業率(季節調整値)は4.9%と前月に比べ0.3ポイント改善した。改善は2カ月連続で4%台となったのは2009年3月(4.8%)以来10カ月ぶり。一方、厚生労働省が発表した1月の有効求人倍率(同)は、前月比0.03ポイント上昇の0.46倍と4カ月ぶりに改善した。
今回から季節調整値の算出に使う指数を変更。前回1月の発表時に比べ、昨年12月の完全失業率は5.1%から5.2%に、12月の有効求人倍率は0.46倍から0.43倍に改定されている。
1月の完全失業者数は前年同月比46万人増の323万人、就業者数は79万人減の6213万人だった。