政府は29日、高速道路の無料化について、全国の高速道路の2割程度にあたる1500キロ前後で6月から先行実施する方針を固めた。
関東の一部や山陰道、沖縄道など交通量の少ない地方路線が対象となる見通しだ。
政府は高速道路の無料化を10~12年度の3年間で段階的に実施する。無料化に関する予算が10年度は概算要求段階の6000億円から1000億円に圧縮されたため、実施区域を限定する。
首都高と阪神高速、本州四国連絡道路を除く約8500キロのうち、無料化すれば渋滞が予想される東名高速や名神高速などの大都市圏を結ぶ幹線道路は対象外とする方針だ。