米大リーグ、エンゼルスの松井秀喜外野手(35)が30日、帰国し、千葉県成田市のホテルで記者会見した。今季はヤンキースで悲願のワールドシリーズ制覇を実現させ、シリーズ最優秀選手(MVP)にも輝いた同選手。成田空港で大勢のファンに迎えられ、「温かい言葉を掛けていただき、非常にうれしかった」とほおを緩めた。
松井秀は会見で「チャンピオンリングが欲しくてメジャーに挑戦した。春先から体調、打撃ともに良かったり悪かったりだったが、最後は素晴らしい結果。(マイナス面が)すべて吹き飛んだ」と笑顔で振り返った。
オフにヤンキースをフリーエージェント(FA)となり、エンゼルスに移籍。新天地で迎える来季に向け、「新しいスタートに不安はつきものだが、楽しみもたくさんある。勝利のために、自分が身に付けてきたものを出したい」と語った。昨秋に手術を受けた左ひざの状態も回復しているといい、「百パーセントの状態で走れるようになることが目標」と話した。