21日午後6時40分ごろ、埼玉県熊谷市佐谷田のビル清掃会社「サンアイ」事務所にサンタクロース姿の男が侵入し、社長の新井正一さん(61)に暴行を加え、灯油のような液体をまいて放火して逃走した。鉄骨3階建てビルのうち同社が入居する2、3階計約100平方メートルを全焼し、新井さんは両足やけどや肋骨(ろっこつ)を折るなど重傷。県警熊谷署は現住建造物等放火と傷害容疑で捜査している。
同署によると、新井さんが1人でビル2階の事務所で仕事をしていると、入ってきた男にいきなり催涙スプレーを吹き付けられた。消火器を投げるなどして抵抗すると、男は新井さんの顔などを数回殴り、噴霧器で床に灯油のような液体をまいて、ライターで火を付けて逃げた。男は終始無言だったという。
1階にいた別会社の男性が出火に気付き、はしごを使って2階の窓から新井さんを救出して119番した。
男は上下ともサンタクロースの服装で、赤い帽子に赤い靴をはいていた。50歳前後とみられ、身長160~170センチの小太り。眼鏡を掛けていたが付けヒゲはなかったらしい。新井さんは「面識がない」と話しているという。
