今年7月以降にインフルエンザに感染した推計患者902万人の8割を、20歳未満が占めたことが国立感染症研究所のまとめでわかった。
夏休み明けから学校で猛威をふるう新型インフルエンザの流行傾向を浮き彫りにした格好だ。
感染研は、全国の小児科と内科約5000医療機関から報告されるインフルエンザ患者数を基に、推計患者数を1週間ごとに算出している。今回、患者数が増加し始めた7月6日から11月15日までの累計患者数を、20歳未満は5歳ごとに、20歳以上は10歳ごとに分析した。
最も多かったのは10~14歳で267万人(29・8%)。次いで5~9歳(230万人、25・7%)、15~19歳(144万人、16・1%)、0~4歳(75万人、8・4%)の順だった。男女別では、男性476万人(52・6%)、女性429万人(47・4%)。30代、40代に限ると、女性が各6割を占め、子どもの看病で感染した母親が多いとみられる。
報告の99%は新型インフルエンザウイルスで、感染研の安井良則・主任研究官は「保護者は子どもの様子に気を配り、感染が疑われる場合は早期受診を」と呼びかけている。
