マツダは5日、総額600億円規模の資本増強を実施する方針を固めた。
発行済み株式の2割程度という大型の資本増強になる見込みで、調達資金は、財務基盤の強化のほか、2010年代前半に投入予定のハイブリッド車(HV)の生産体制整備に充てる方向だ。
資本増強の時期や方法は、市場動向などを見極めながら慎重に詰める。
自動車販売の世界的な低迷で、マツダは09年3月期連結決算で税引き後利益が714億円の赤字に陥り、自己資本比率が22・9%と前年に比べ4・9ポイント低下した。環境対応車の分野では、HVや将来の水素自動車の開発に向け多額の費用が必要になるとみられる。
筆頭株主のフォードが08年11月、マツダ株33・4%のうち約20%分を売却し、マツダや金融機関などが買い取った。今回の資本増強で、フォードの保有比率はさらに引き下がる見通しだ。
