女優の多部未華子さんが主演するNHKの朝の連続テレビ小説「つばさ」が14日、クランクアップを迎えた。NHK放送センター(東京都渋谷区)のスタジオで最後の収録を終え、最終シーンのチェックが始まると多部さんの目からは涙があふれ、手で顔を覆って号泣する場面もあったが、「今、やりたいこと」を聞かれると、「この後の打ち上げでどれだけ(お酒を)飲んで騒げるか。みんなとわいわい思い出を語りたい」と笑顔で答えた。
【写真特集】号泣した後、笑顔になった多部さんのクランクアップの様子
「つばさ」は10年前に家を出た母の代わりに一家の“おかん”を務めてきた和菓子店「甘玉堂」の娘・つばさ(多部さん)が、コミュニティーFM局「ラジオぽてと」のパーソナリティーとなり、自分や周りの人々が直面する問題を、ラジオを通して解決していく物語。この日は家族やラジオぽてとのメンバー、近所の人々が顔をそろえて収録。西城秀樹さんやローリーさん、井上和香さんら出演者20人が勢ぞろいし、多部さんが全員に花束を渡した。
父親役の中村梅雀(なかむら・ばいじゃく)さんは多部さんをしっかり抱きしめた後、「あんた本当にすごいよ。自慢の娘。(つばさの)続編ができないかと思っている。これからも家族でいてください」と語りかけ、母親役の高畑淳子さんは泣き顔で「今日は渋谷に酔っぱらいが2体転がりますが、許して。これから気になる女優は『多部未華子』、なりたい女優は(自分の母親役の)『吉行和子』と答えます」と言って出演者や報道陣を笑わせた。「つばさ」の放送は9月26日まで。翌々日の28日には倉科カナさん主演の「ウェルかめ」の放送がスタートする
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