先週末、フジテレビ系で放送された26時間テレビの視聴率が発表された。昨年の総合司会がさんま、今年は紳助。吉本の同期対決が注目されたが、関東地区は13.8%で昨年同様、関西地区では18.4%で、昨年に比べて1.4%上がったことがわかった。さまざまな要因はあるだろうが、数字的にはほぼ互角の戦いだったようだ。
同番組内の26日深夜「さんま・中居の今夜も眠れない」で、テレビ初のツーショットトークを展開したさんまと紳助。戦友的な意味で深い絆があるのかもしれないが、テレビの上では互いに意識しあうなど決して居心地はよくないようだった。共にバラエティ界における影響力が大きく、年齢的にもキャリア的にも近い。それでいて芸風が大きく違うこともあり、比較されることが多い二人。ネット上の書き込みでも、「さんまの笑いは明るい」「紳助の笑いは陰湿」から始まり、「さんまは天性ってか感性のまま笑いをとる感じだけど、紳助は色んなことを緻密に計算や勉強してのもの」、「紳助のトークは限りなく書き言葉に近いトークだ。…さんまのトークははるかにその場その場のトークの流れに即している。」など、好き嫌いから批評まで、さまざまな切り口で語られている。今回の26時間テレビでの競演を経て、ネット上のさんま派?紳助派?の論争もさらに盛り上がっているようだ。
26時間テレビ全般については、感動・涙路線やヘキサゴンファミリーに偏ったキャスティングへのネガティブな反応から、昨年の方が面白かったという声は多かったようだが、数字の上では昨年とほぼ同じ結果を出した。ただ、26日昼に紳助が出演した『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングで、タモリに「仕事しすぎでしょ。何が目的なんですか」「誰かに(「いいとも!」を)ゆずったらどうですの?」と話したシーンについては、多くから顰蹙(ひんしゅく)を買ったようだ。