30日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、急死した米ポップス界のスーパースター、マイケル・ジャクソンさんが2002年に作成した遺言が存在すると報じた。遺産を母親のキャサリンさんと3人の子供、慈善事業に分与するという内容で、分与の対象に父親のジョーさんは含まれていないという。
この遺言は7月2日にも、ロサンゼルス郡裁判所に提出される可能性があり、遺産処分をめぐる今後の法手続きなどに大きな影響を及ぼすこともありそうだという。
ジャクソンさんの両親はこれまで、法的に有効な遺言はないと説明しているが、同紙によると、02年の遺言はジャクソンさんが起草し、1980年から2006年までジャクソンさんの主任弁護士を務め、死の直前に再び雇われたジョン・ブランカ氏が作成した。