全国労働基準関係団体連合会は２９日、今夏の企業の夏休みは７．８日（前年比０．３日減）とする調査結果を公表した。経済不況の中で社員の一時帰休を取り入れる企業が増えているが、夏休みと雇用調整は別に扱う企業が目立った。
調査では、７月１日から８月３１日の間に３日間以上の連続休暇を取るかどうかを尋ね、１１０２事業所から回答を得た。
それによると、連続休暇は平均５．６日（同０．２日減）で、通算した連続休暇は７．８日だった。通算して７日以上の連続休暇を取るのは６３．９％（同４．６ポイント減）。製造業は９．１日、非製造業で６．４日といずれの数字も前年を下回った。
最も長い夏休みは、４連休と５連休、１１連休を組み合わせて２０日間となる電気機械器具製造業、運輸・通信業の２事業所だった。