和歌山県田辺市新庄町の内之浦湾(周囲約3・6キロ)に迷い込んだマッコウクジラが1日朝、同湾外側の田辺湾に出ているのが見つかった。
5月14日に内之浦湾内で見つかって以来18日ぶり。
クジラは迷い込んで1週間を過ぎた頃から、湾奥の浅瀬にとどまり、衰弱した様子だったが、5月29日から再び内之浦湾内を泳ぎ始めた。1日午前6時頃、同湾の出入り口から北西約2キロの田辺湾内で泳いでいるのを操業中の漁船が発見した。
日本鯨類研究所(東京)の石川創調査部次長(49)は、「長期間の絶食に耐えられる体力が残っていたのだろう。遊泳中に偶然、湾の出口を見つけたのではないか」と話している。