<裁判員制度>エンタメで学ぶ「もし選ばれたら…」 ゲーム・マンガ・ドラマ続々 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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5月21日から、国民が裁判に参加し、有罪無罪の判断や量刑にかかわる裁判員制度がスタートした。誰がいつ裁判員に選ばれるか分からない……、期待と不安が交錯する中、裁判員制度をテーマにしたゲームやマンガ、ドラマなどエンターテインメント作品をまとめてみた。【河村成浩】

【関連写真特集】ドラマ「サマヨイザクラ」、ゲーム「有罪×無罪」など「裁判員制度」関連作品の画面や表紙など

 バンダイナムコゲームスは制度が始まる21日、「有罪×無罪」を発売する。元検事総長の松尾邦弘さんの監修で、本物さながらの裁判でのやり取りを携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で体験。プレーヤーは、裁判員の一人となって、証拠調べや証人尋問、被告人質問などを進め、他の裁判員との評議し、事件の真相を推理して有罪か無罪か、有罪なら懲役何年かの量刑やその理由を決めて判決を下す。その後、真相究明の度合いが表示され、それが低ければ真相へのヒントが示され、再度挑戦できる。「大学教授保険金殺人事件」や「泥酔社長危険運転致死事件」など四つのシナリオが用意されている。

 エンターテインメント性が高いのが、D3パブリッシャーの「THE裁判員」だ。通り魔事件の犠牲となり、裁判所に居座る霊となった青年が、成仏するために裁判員に乗り移り、ほかの裁判員や裁判官を説得して多数を取って正しい判決を目指す。同社は「小説を読む感覚で気軽に楽しめる」としている。

 実用性が高そうなのは、タカラトミーの「もしも!?裁判員に選ばれたら…」。四宮啓・早稲田大大学院教授の監修で、裁判員制度の知識を得られる。制度の仕組みの解説や法律用語の辞典も備え、「人の一生を裁く準備ができていますか?」というキャッチフレーズにドキッとさせられる。

 マンガでは、「ジキルとハイドと裁判員」(作・森田崇、画・北原雅紀)が「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載されている。若く良心的な裁判官・辺見直留(へんみ・じきる)が、「ハイド」という謎の存在にとりつかれ、32日分の寿命と引き換えに被告人の真実を知ることができるようになり、間違った裁判を修正するため、裁判員をだますという異色の設定だ。

 ◇制度の課題も指摘

 女性監察医が主人公の「きらきらひかる」や、刑務官と死刑囚の交流を描いた「モリのアサガオ」など司法をテーマにした作品が多い郷田マモラさんが描く「サマヨイザクラ」(双葉社)。会社を内部告発しようとして、陰湿ないじめに遭い、ネットカフェ難民になってしまった相羽が裁判員に選ばれ、主婦3人を殺害した事件を担当する。被告の鹿野川は、相羽と同じアニメのファンで引きこもりの青年で、被害者3人を中心とする地域のいじめにあっていた。弁護人はいじめという「集団の悪」が原因と主張し、死刑回避を求め、相羽はよく似た境遇の被告に共感を持ちながら、苦悩するというストーリー。ほかの裁判員や裁判官、弁護士や検察官の背景も丁寧に描かれ、「守秘義務違反」など制度の課題も指摘している。

 「サマヨイザクラ」はフジテレビ系で2時間ドラマ化され、ドラマ「電車男」の伊藤淳史さん主演で30日午後9時間から放送。同じフジテレビ系では、4月から連続ドラマ「魔女裁判」(土曜日午後11時25分~)が放送されている。生田斗真さん演じるフリーターが裁判員に選ばれ、巨大財閥の創始者を愛人が殺害、ばく大な遺産を手にしたという事件を担当するが、裁判員たちが買収や脅迫など次々と事件に巻き込まれ、裁判の行方も変わっていくというサスペンスだ。

 ある日突然、自分が選ばれるかも知れないのが裁判員制度だ。ゲームやマンガ、ドラマといったエンターテインメント作品を通じて制度を知り、自分が裁判員なったら……と一度考えてみてはいかがだろうか。