2009年F1第4戦バーレーンGPが4月26日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km、4月26日決勝57周/308.238 km)で3日目を迎え、現地時間15時(日本時間21時)から決勝が行われた。
前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのはヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ティモ・グロック(トヨタ)も2番手になったことで、トヨタはチーム初のフロントロー独占を達成した。3番グリッドを獲得したのは、前戦中国GPでポール・トゥー・ウィンを達成したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。また、予選で自己最高位の16番手になったエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)は、マーク・ウェバー(レッドブル)を妨害したとして3グリッド降格、19番グリッドとなっている。
砂嵐の可能性も指摘されているバーレーンGP、決勝スタート時の気温は36度、路面温度は50度、もちろんドライコンディションだ。
スタート直後、2番グリッドからスタートしたグロックが1コーナーでトゥルーリを抜いてトップに立った。集団後方では接触があったようで、パーツが飛んでいる。1周目、2周目と、いたるところで激しいバトルが繰り広げられる。2周目終了時にロバート・クビサ(BMWザウバー)と中嶋一貴(ウィリアムズ)がピットイン。両ドライバーともノーズを交換している。この時点でトップはグロック、2番手トゥルーリ、3番手はジェンソン・バトン(ブラウンGP)だ。ベッテルは5番手に後退している。
10周目、1-2体制となっているトヨタの2台、それに続くバトンのみが1分34秒台で走っている。11周目にトップのグロックがピットイン。グロックはソフト側のタイヤからハード側のタイヤに交換した。次の周にトゥルーリもピットイン。トゥルーリもソフト側のタイヤからハード側のタイヤに交換した。トゥルーリは6番手、グロックは9番手でコースに復帰している。14周目にフェルナンド・アロンソ(ルノー)がトゥルーリを4コーナーで抜いた。
14周目時にバトンがピットイン、ハミルトンも同時にピットインした。バトンは3番手、ハミルトンは7番手でコースへ復帰した。ここでトヨタの2台はバトンに先行されることとなった。16周目ごろからネルソン・ピケJr.(ルノー)とルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)が激しいバトルを繰り広げている。バリチェロのペースの方が速そうだが、KERS(運動エネルギー回生システム)を搭載するピケJr.をなかなか抜けない。19周目にようやくバリチェロはピケJr.を抜いた。
19周目にトップのベッテルがピットイン、4番手でコースへ復帰した。これでトップはキミ・ライコネン(フェラーリ)になっている。ライコネンは21周目にピットインした。これでバトンがトップになった。トップのバトンと2番手のトゥルーリは22周目終了時で7.5秒差になっている。その後もバトンは、トゥルーリよりも1周あたり約1秒速いペースで走り、差を広げている。トゥルーリの背後にはベッテル、ハミルトンが迫り、抜くチャンスをうかがっている。
32周目、ペースの上がらないグロックにライコネンが追いついた。ライコネンの後ろにもアロンソがついている。33周目にグロックがピットイン。タイヤをソフト側に交換した。この時点でライコネンは5番手、フェラーリにとって今シーズン初のポイントを狙える位置につけている。37周目、トップのバトンと2番手のトゥルーリ、4番手のハミルトンが同時にピットイン。バトンとハミルトンはハード側のタイヤ、トゥルーリはソフト側のタイヤを装着している。
40周目にトップのベッテルがピットイン、トゥルーリの前、3番手でコースに復帰した。2番手のライコネンはまだピットストップを残しているため、ベッテルは事実上2番手になる。44周目にライコネンがピットイン。ライコネンはグロックとポジションを争う形でコースへ戻ったが、KERSを搭載するライコネンが前に出た。ライコネンが7番手、グロックが8番手となっている。
50周目、中嶋がピットイン。中嶋はガレージに入り、そのままクルマを降りてしまった。次の周にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)とジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)が接触している。マッサはこの時点で14番手になっている。残り数周となったところで、ライコネンとグロックが6番手争いを繰り広げている。グロックの前を走るライコネンはKERSを搭載しており、グロックはなかなかライコネンを抜けない。
結局、このレースに優勝したのはバトン、今シーズンの3勝目を記録した。
2位以下は次の通り。
2位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3位ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、4位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5位ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、6位キミ・ライコネン(フェラーリ)、7位ティモ・グロック(トヨタ)、8位フェルナンド・アロンソ(ルノー)までがポイントを獲得した。
トップ8位以外の日本勢としては、中嶋一貴(ウィリアムズ)がリタイアとなっている。
バーレーンGPのファステストラップを記録したのは、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、タイムは1分34秒557、10周目に記録したものだった。
2009年F1は、第5戦スペインGPからヨーロッパでの戦いが始まる。カタルーニャ・サーキットで5月8日(金)現地時間10時(日本時間17時)から金曜プラクティス1回目が行われる。