引退を示唆していた総合格闘家の吉田秀彦(39=吉田道場)が15日、現役続行を表明した。1月4日「戦極の乱2009」でのライトヘビー級(93キロ以下)菊田早苗戦(37=GRABAKA)で、総合格闘技17戦目で日本人相手に初黒星。「引退かも」と淡々と話し、去就が注目されていた。
この日、横浜市内で開催した柔道教室「第31回 VIVA JUDO!」後、吉田は「もう1回ぐらい勝ちたい」とはっきり意欲を口にした。菊田戦から時間がたつにつれ、敗因は2カ月で15キロという急な減量で、逆に93キロでの動きには手応えを感じられるようになった。「ダメだなって思う自分とまだいけるってのが両方あった。それなら、体がシャープになるので93キロでやりたい」。しっかり調整すれば戦えるとの確信が、頭から引退の2文字をかき消した。
再起戦は「3月は無理。5月も無理。7月は…分からない。それまでに練習を積んで頑張りますよ」と、戦極の7月大会が有力だ。体重は現在105キロ。「年を取ると落ちづらくなってる。急に落とすとこの前みたいになっちゃう。昔の感覚を変えていかないといけないね」と、調整法も新たに模索していくつもりだ。
引退をほのめかした日の夜、同い年の桜庭和志(LAUGHTER7)から「やめんなよ」と電話で言われた。「サクとかも頑張っている。いろいろ考えることはある」とアラフォー世代の戦友からも背中を押してもらった。老け込むには、まだ早い。「よろしくお願いします」。闘志を取り戻した吉田が、2年目を迎えた戦極をこれからも引っ張っていく。