YES WE CAN―オバマ米大統領誕生の原動力ともなった「魔法の言葉」を、8年前から生徒会活動のキャッチフレーズに掲げている中学校が大津市にある。地域での清掃奉仕を定着させるなどさまざまな「チェンジ」を進めてきた生徒たちは、思わぬ偶然に「オバマがまねした?」と驚いている。
唐崎中(大津市唐崎2丁目)では、2001年度の生徒会がキャッチフレーズづくりを発案。生徒から作品を募集し、最優秀に選ばれたのが「YES WE CAN!!-やればできるさ」だった。
生徒会は、同時期に有志を募って校内のクリーン作戦を開始。今では月1回、校内と地域の清掃活動に発展し、毎回200人以上が参加する名物行事になっている。当時、生徒会担当だった栢口泰至教諭(42)は「みんなを1つにする力を秘めた言葉」と話す。校内の渡り廊下と体育館に、外からも見えるようにフレーズ入りの看板も掲げられ、地域からも親しまれている。
同中では当たり前になった言葉に、再び注目が集まったのは、昨年の「オバマ旋風」以降。生徒からは「うちの方が先」「まねされた」などと喜びの声が上がったといい、看板を見た人から「オバマさんとの関係は?」と問い合わせの電話もあった。
生徒会長の2年松山美彩さん(14)は「アメリカのすごい人と、同じ目標を持っているのは誇らしい。みんなが笑顔になれるような学校にしたい」と話している。