昨シーズン、パ・リーグの新人王に輝いたオリックスの小松聖投手が29日、神戸市のスカイマークスタジアムで調整する米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手のフリー打撃に登板した。数日前に小松が願い出てイチローが快諾し、実現したもの。7、8割の力ですべて直球。イチローの19スイング中、柵越えを1本許したものの、バットを折る場面もあった。
2人とも、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補。小松は「打ち損じが少なく、すごさを感じて良い経験ができた。『ナイスボール』とありがたい言葉を頂いた」と感激した。イチローは「素晴らしい練習でした。きっちり両サイドに決めてきた。『すごいぞ小松』で、いいんじゃないでしょうか」と褒めた。