フェラーリが、ニューマシン『F60』の排気口をレギュレーションに合わせて変更していることが明らかになった。現地時間(以下、現地時間)28日、F1の公式サイト『Formula1.com』が伝えている。
他チームに先駆けて今月12日にニューマシンを発表したフェラーリ。しかしサイド・ポッドの排気管が露出しており、レギュレーション違反ではないかとの指摘も出ていた。このため、新車発表後にイタリア・ムジェロで行なわれた単独テストでは排気管が短くされていたという。
フェラーリの解釈は当初の2009年技術レギュレーション上では合法だったものの、その後、排気管は車体の一部と見なす方向にレギュレーションが変わった。今季のレギュレーションは空気力学的な追加物をほぼ禁止している。この規約変更により、排気管を長くして空力をもたらすというデザインはできなくなっていた。