石川遼(17=パナソニック)の米ツアー初挑戦が決まった。3月19日開幕のトランジション選手権(フロリダ州タンパベイ、イニスブルック・リゾート)に主催者推薦で出場することが21日、決定した。メジャー初戦のマスターズ(4月9日開幕、ジョージア州オーガスタ)の3週前の大会のため、マスターズ出場の特別招待を受けた場合には格好のリハーサルの場となる。
石川にうれしい知らせが届いた。以前から「(4月の)日本の開幕前に出る機会があれば生かしたい」と米ツアーへの意欲を語っていたところに、3月のトランジション選手権への推薦出場が決まった。2月25日から始まるアクセンチュア世界マッチプレー選手権(アリゾナ州)に出られる可能性もあるが、米ツアー参戦が決まったのは今大会が初めて。17歳にして世界最高峰の舞台に立つ権利を手にした。
米ツアーの1試合という以上に、同大会でプレーできる意義は大きい。世界ランク60位の石川は、特別招待を受けられればマスターズに出場できる状況にある。トランジション選手権はマスターズの3週前。会場となるフロリダ州はマスターズが開催されるジョージア州のすぐ南に位置している。時差やコース環境などを含め、マスターズ出場が決まった場合には最高の予行演習になる。
加えてイニスブルック・リゾートGCのコパーヘッドコースは米ツアーでも有数の難コース。一昨年のデータでは55大会中15番目の難度だった。激しいアップダウンにうねるグリーン。曲がりくねったフェアウエーは両サイドが林でさえぎられており、正確なショットが必要になる。マスターズ前に米ツアーの厳しさを体感する意味でも最適な舞台と言えそうだ。
「日本にいる時と違ってアメリカでは応援が少ないかもしれない。でも、日本でみんなが応援してくれてると信じて戦います。拍手や歓声の違いもあるので、そういうのを感じたい」。17歳という話題性以上に、日本での堂々たる活躍を認められたからこそ届いた米国からの招待。夢のマスターズを見据えながら、石川の準備は着々と進んでいる。