「これはあなたの文章にある漢字だ」。民主党の石井一副代表は20日の参院予算委員会で、麻生太郎首相が昨年10月の月刊誌に寄せた手記に出てくる12の漢字・熟語を列挙したパネルを示し、「あなたの漢字力からして、誰かが書いたと思わざるを得ない」と迫った。
首相が「みなさんが読みづらいのは『身を窶し(やつし)』くらいでないか」と余裕の表情でかわすと、石井氏は、「踏襲(とうしゅう)」や「未曽有(みぞう)」の読み方を間違えたことを取り上げ「そうなら何で『みぞゆう』とか『ふしゅう』と言うんだ」と指摘したが、これ以上の追及は断念した。もっとも、首相はこれでほっとしたのか、石井氏が話題を変えるや「政策遂行(すいこう)」を「ついこう」と言い違えた。