国内自動車メーカー8社が27日発表した9月の生産・販売・輸出実績は、トヨタ自動車など4社が世界生産台数で前年同月の実績を下回った。同月中旬に米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破綻(はたん)して以降、主力の北米での販売不振が深刻化したほか、これまで好調だった新興国市場も低迷し始めたため、各社は減産を強いられている。
トヨタの世界生産は前年同月比2.9%減の69万9173台で、2カ月連続の前年割れ。大型車の販売不振に伴い、米国の一部大型車工場を休止するなど各地で減産に踏み切った影響が出た。
日産は同0.3%減の31万6082台。減産を進めている大型車工場がある米国での生産台数が同23.2%減の大幅減となったほか、スペインでの生産も30.6%減だった。スズキ、三菱自動車も前年実績を下回った。
ホンダの世界生産は同9.6%増の36万453台だったが、欧州で生産を落とした。ホンダも11月には米国の一部工場で新たな減産に入る予定だ。
一方、各社が同日発表した08年度上半期(4~9月)の生産・販売・輸出実績は、三菱自動車を除く7社が世界生産で前年実績を上回った。