JR東日本千葉支社は、千葉県内のJR、ローカル私鉄、房総半島などのバス路線が2日間乗り降り自由となる、『サンキュー(ハート)ちばフリーパス』を発売することを発表した。

フリーエリアは、千葉県内のJR各線、小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄のほか、南房総、九十九里、養老渓谷、安食周辺のバス路線が該当する。

有効期間は、9/1~11/20の連続する2日間、発売金額は3900円となる。発売箇所は、総武線(市川~千葉)、京葉線、常磐線、武蔵野線の県内の駅及び本千葉、成田、空港第2ビル、成田空港のみどりの窓口・指定席券売機だが、フリーエリアを目的地としたびゅう旅行商品を購入した場合は、首都圏のびゅうプラザでも購入ができる。

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JRの千葉支社が県の観光誘致促進課と連携して販売する期間限定のフリーパス。こういう期間限定のフリーパスって、デスティネーションキャンペーンに合わせるイメージがあるのだけどね。マイカーやパックツアーの対抗だろうけど、房総でのパックツアーは食事込みで安いからな。サンキュー特典があるとはいえ、JAF並みのサービスで微妙だし。

金額は3,900円、市川~館山・安房鴨川・銚子の往復運賃3,888円を少しだけ上回る設定だ。市川から房総横断乗車券を使って回ると3,859円だから、それでも元を取れないのだな。そう考えると、JR線内で下車する駅を増やした方がいいかもしれない。

ちなみに南房総フリー乗車券は、市川~千葉・舞浜~蘇我からだと3100円、木更津~館山~茂原間でしか行動しない場合は、こちらの方が得かもしれない。ところで、都区内から南房総フリー乗車券を買うと4,640円と市川からのと1,540円も差が付くのだけど、それだったら市川までの切符を別途買った方がいいのではないかと。

販売エリアは、千葉県内と電車特定区間が重なる部分で、都内はもちろん、フリーエリア内でも東千葉、五井、東我孫子から先での購入はできない。まぁ、東千葉と東我孫子は徒歩圏内に購入できる駅があるのだけど。南房総フリー乗車券と違い、本千葉や成田近辺での購入も可能、飛行機で来た観光客の需要も見込む。指定席券売機で買えるのは大きいな。窓口に並ぶ必要がないし。

びゅう旅行商品と組み合わせれば、一都六県のびゅうプラザだけでなく、いわきのびゅうプラザでも利用可能になる。びゅう旅行で養老渓谷の宿のツアーを調べると、JR付と宿泊のみでは3900円差とサンキューちばフリーパスと同じなんだな。でも、サンキューちばフリーパスだと千葉県内までの交通費が必要か。

特急券などの追加で特急も利用可能、東海の乗り鉄たびきっぷのようにエリア外の特急券を買う必要もない。小湊鉄道のトロッコには整理券だけ乗れるのだろうか。乗り鉄たびきっぷは観光列車NGだったけど。もし乗れないと、元が取れないな。

個人的には、品川からバスで大多喜入りして、いすみ鉄道の車両撮影とトロッコに乗る予定だったが、サンキューちばフリーパスで大原から入ろうかと。バスだとアクアライン渋滞のリスクがあるし。でも、それだと1日だけのプランだから、2日目はどうしよう。銚子電鉄は3回も乗っているし。未だに乗ってないE259でも乗ってみるか。