JR北海道は、来年3月のダイヤ改正に合わせて、石北線の上白滝、旧白滝、下白滝、金華の4駅を廃止する意向を、沿線自治体に伝えていることを明らかにした。また、室蘭本線の小幌駅についても今年10月に廃止する意向で考えている。

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10年ぶりとなるローカル駅の大幅見直し、新幹線開業で路線図などが大きく変わるからそれに合わせたのではないかと。ただ小幌は冬が来る前に廃駅となる。

15年前は上川と白滝の間に5駅、白滝と丸瀬布の間に2駅あったのだが、2001年に上川と白滝の間は上白滝のみになった。そして今回の見直しで、上川と丸瀬布の間は白滝のみとなる。上川から白滝の駅間距離は37.3㎞に、新夕張~占冠間の34.1㎞を上回り、在来線としては最長となる。また、白滝から丸瀬布の駅間距離も19.7kmとなり、只見~大白川間に次いで7位となる。駅間距離的には新夕張~占冠~トマム間に近いのかな。

朝一の下り普通の場合、上川を出て50分以上経って白滝到着、白滝出て25分後に丸瀬布到着、80分かけて停車する駅は1駅だけである。また、白滝からの運賃も丸瀬布360円、上川840円と凄いものになる。ワンマンの運賃表の値段が一気に跳ね上がりそうだ。

上川と遠軽の間で考えると、瀬戸瀬以外は特急停車駅。瀬戸瀬を廃駅にするか、特急停車駅にすれば、上川、遠軽の間の普通列車は全廃になりそうだな。石勝線のように。その場合、遠軽~白滝の間で特急料金無料にしなければならないのだけど。

金華は折り返し列車の設定されているけど廃止対象に、このようなケースは史上初ではないかと。西留辺蘂の需要によって、金華信号所折り返しか留辺蘂折り返しかになるのだけど、留辺蘂中学の列車通学需要ってどれくらいなのだろう。西留辺蘂についての廃止に触れてないから、金華信号所折り返しになるだろうけど。