今朝は鹿児島のホテルで4時55分起き、朝食の無料サービスのあるホテルだが、残念ながらキャンセルした。今日は鹿児島中央から日豊本線で移動して別府へ向かうことにした。

鹿児島中央発5時22分の都城行に乗車、817系2両が充当されていた。夜を明かしただろう人で席は半分くらい埋まっていた。鹿児島を出ると昨日寄った仙巌園に停車、こんな時間なので、誰も乗り降りしない。竜ヶ水はもちろん、重富も乗降なかったが、姶良で8人下車した。その先3駅での流動は少なかったが、隼人で7人、国分で10数人降りて、車内は20人くらいになった。国分までに2/3が降りた形となる。

国分を出ると海から離れ、シラス台地を最大25‰で登るようになる。沿線の民家が少ないためか、国分から霧島神宮までの駅間は12.7キロと、JR九州の在来線では最長となっている。短いトンネル2か所を通ると、長さ1840mの襲山トンネルを通過、短いトンネルと出ると、南霧島信号場がある。国分駅からは8.2kmと離れており、その間の列車の交換はできない。さらに短いトンネルを通過すると霧島神宮に6時15分に到着した。国分から12分かかったから70キロ以上は出していたのだろう。霧島神宮の標高は228メートル、国分からは220メートル以上も登ってきた。列車からは3人が下車した。

霧島神宮は、2013年に既に降りているが、2024年3月に内装がリニューアルされたため、再び立ち寄ることにした。木を多用しているため、水戸岡デザインと思っていが、2004年に水戸岡鋭治監修でリニューアルしたものを、鹿児島市のデザイン会社『IFOO』が駅近くにオフィスを設置したうえで、さらにリニューアルしたものとなっている。

まず、駅舎への入り口と地下通路の間には木の門を12列並べた。門は遠近法を使うことで、駅舎へ向かう人は近くに駅舎が見えるようになっている。駅舎内部は地元産のスギの木を多用してリニューアルした。中央には御神柱として幅1100×厚330×高さ4000の大きな柱を立てた。御神柱なので上部にはしめ縄がかかっている。天井はスギの板を縦方向と横方向に重ねて、神宮本殿への軸、都市化への軸をイメージしている。ベンチの座面はスギの木だが、その下はコンクリート枕木になっている。待合室の片隅には祭壇のような場所があり、薩摩焼酎のビンに挿した花が飾ってあった。

駅窓口もスギの木を使ってリニューアルされたが、リニューアル後1年で廃止となった。その跡はカーテンとポスターで閉ざされているだけで、再利用は可能だ。待合室の鹿児島寄りには霧島産そば粉を使ったガレットを販売する『Quili』があるが、営業時間は10時から16時までなので閉まっていた。駅舎の宮崎寄りは物販、ワークスペースがあるが、こちらも10時オープンでカーテンで閉ざされていた。外観に関してはあまり手をつけられておらず、駅舎の前の鳥居もそのままだ。内装のリニューアルはこの鳥居も有効活用している。外はまだ暗かったものの、内装だけのリニューアルなので支障はないと思っていた。ただ、物販が閉まっていた。また、駅に隣接した石蔵や倉庫もリニューアルされている。機会があったらまた寄りたいところだ。ちなみに、霧島神宮へはバスで10分くらいの場所にあるがあるが、本数が少なく電車との接続が微妙なので、電車の本数が多い国分からのアクセスも考えた方がいいかもしれない。

霧島神宮発6時41分の特急きりしま2号に乗車する。つい最近まで 783系の運用があったが、2021年に撤退し、宮崎県、鹿児島県の日豊本線特急は787系に統一された。霧島神宮からは西都城へ向かうことになるが、18きっぷなので750円の特急券だけでなく、660円の乗車券も霧島神宮駅の券売機で買っておいた。合計1310円の出費だが、普通で移動しようとすると10時02分まで待たされることになる。ただ、787系の乗り心地なら30分に満たない乗車時間でも、1310円に見合った価値はある。

霧島神宮駅構内にカーブがあり、進行方向が北東から南東へ変わる。霧島神宮駅を出ると、すぐに狩川トンネルを通過する。北永野田は標高330メートルと霧島神宮から100メートル以上登ってくる。分水嶺は曽於市に入ってすぐのところ、370メートルまで登ってくるがトンネルはない。短いトンネル3つを通って、大隅大川原は290メートルまで降りてくる。さらに小さい川沿いに下っていき、標高208メートルの北股で運転停車、鹿児島中央行特急と交換するため1分停車する。そして北股からの3.6キロで50メートル降りてきて財部を通過する。財部を通過すると直線が連続するようになるため、80キロ以上を出すようになる。国道10号バイパスをくぐる前に、鹿児島県から宮崎県に入る。曽於市が宮崎県なら山の中が県境になるのだけど、歴史的なものがあるのだろう。

 




西都城には7時07分に到着、標高は140メートルまで降りてきた。運転停車もあったので、普通列車とは5分くらいしか変わらない。西都城は下りホーム側が片面の2面3線の高架駅、2012年に降りたが、その5年後にリニューアルしたため、寄ることにした。2012年に降りた時は殺風景な高架駅だったが、リニューアルで1階コンコースの外壁は白に、2階ホーム部分の外壁は黒く塗られ、島津の丸十字の家紋に西都城駅の銀色の文字が飾られた。窓口と券売機周りは地元産の木材が壁のようになり、改札隣には木が支柱のスペースが設置された。また、コンコースには木のまち都城 in 西都城駅というイベントを通して、実寸に近い木製列車を設置、中は子供の遊び場や図書スペースになっていた。リニューアルされたため、国鉄時代から残っていた天井から吊り下がった黒地のサインは外された。運賃表も更新されている。