歌手の倖田來未が、マネージャーの結婚に関連して、「35くらいになるとお母さんの羊水が腐ってくるんですよ...」と発言したことがネット上で大きな波紋を呼び、「同性として許せない」「デリカシーがない」などとログが炎上し、スポンサーや放送局にも批判が相次いでいたことで、ニュース番組にインタビュー形式で謝罪らしき対談みたいなのをしていました。

今回は発言内容やその差別的な内容についての糾弾とか倖田來未やそれを擁護した発言をしてやはりネットでバッシングを受けているコメンテーターの山田美保子についての批判をするつもりは全くありません。

今回はその差別発言の対象に曝された30代以上の同性である女性からの批判を浴びています。

もし、この発言をバラエティ番組で毒舌男性タレントが同様の発言を仮にしたとして、ここまでの問題にならなかったのではないかとも思います。

それは男性ということで、理解できていないんだろうなと女性が取り合わないからだと思うのです。

男性でも大臣という看板を背負っている政治家の発言なら許されないことですが...


今回私が書いてみようと思うことは男女の性別による差別や差別的発言の云々について書くのではなく、大人の社会での力の序列ということについて書いてみます。

勿論それは個別事例のすべてがそうだと言うつもりはありませんので、予めお断りしておきます。

また、私自身、性別・年齢による差別は許せません。

話を本題に戻し、今回の発言は25歳の女性が「年上の女性に対して」の「差別的な発言」をしたということが大切なポイントだと思うのです。

女性間には年齢による歴然とした力関係が存在するからです。


最近、男性の世界では、年功序列の制度も崩壊し、20代・30代の社歴の浅い後輩が上司となって50代の勤続年数の長い先輩が部下というものも珍しくなくなりました。

この背景には会社のボスの意向があることによって成り立っています。

つまり、50代の勤続年数の長い人の上司を任命したのが、ボスである以上、いくら若くても20代・30代の社歴の浅い後輩の上司に歯向かうことは、ボスに逆らうということと同じ意味を持っています。

現在では男性の世界にはボスが決めた序列が年齢を超えて最も優先されます。

ただ、男性の世界は実力さえあれば一匹オオカミ的な生き方も寛容される世界です。

これが男性間の力関係です。



一方、女性から見た男性については給料が振込になり、中年以上のオヤジの権威が失墜した上に、セクハラ、パワハラと今までの18番を封じられ、世の中の健康志向・清潔志向も相まって臭いのエチケットに鈍感な人や身だしなみをあまり気にしない人は“ダサい”などという視点が世間に広まり、若い女性を中心にした「嫌オヤジ」現象を引き起こしています。

このように、嫌われ役のオヤジたちですが、実質の経済力、権力など社会で持っている力は依然として他の追随を許していません。

一見、最も差別されているように見えるオヤジは今でも実権を握り続けているのです。

一方、女性の世界でも、ジワジワと男性社会の影響もないとは言えませんが、男性と比べて日本では社会で実権を握っている女性はまだまだ少ないし、そういった女性たちの視界には常に男性という更なるライバルが存在しています。

つまり一般の女性社会の構図に前述の男性社会の構図は当てはまりません。

女性は会社などという組織より、地域コミュニティやサークル、同好会、ボランティア活動などにおける横のつながりが強固です。そしてその中には年齢やそのグループに所属している期間による序列が歴然と存在しています。

女性の中での序列は若くてかつ所属も短いものを末席に置きます。

ここでお断わりしておきますが、序列が上位であるということと、人間的に素晴らしいとか能力が高いとかどうかは無関係です。

今回は女性の中では、この末席に近い若い女性が「序列上位の女性達をみんなまとめて、同じ女性という立場から差別したり、嘲笑う発言」をしたということです。

キーポイントは同じ女性という立場で女性だけにしかわからないデリケートなことについて序列上位の同性に差別発言をしたということです。

これは女性の中では絶対に許されない行為なのです。


これと対比できる事例があります。

人気女性アイドルグループ「AKB48」の 大島麻衣が、今年1月15日のテレビの番組で、「オジサンにミニスカートから出ている脚を見られただけで気持ち悪いしチカンと思う。」と発言しました。

さらに「女の子に奇麗だね、なんていわれるのは嬉しいけど、おじさんはジロジロ見て気持ち悪い。チカン行為に等しい。」と付け加えていました。


これに対して「見せたいからそんな格好をしているのではないか!」「自分から見せといて痴漢呼ばわりか」「タレントとしてファンを冒涜している」などというものが中心。

番組ではミニスカの脚を見ていいのかどうかで、大島さんらの否定派と、とオジサン達。肯定派の熱いトークバトルが展開されていました。

ブログには苦情が殺到し炎上した結果、大島さんはブログで謝罪しました。

それであっさり鎮火したようです。


今回、世論を受けて、録画という形式で一応、謝罪(というより、トーク番組にしか見えませんでしたけど、)をしましたが、もう元には戻せないくらいの屈辱味わった人がたくさんいるのです。

発言内容が序列上位の大勢を見下したものだったからです。


もう、許してはという意見のほとんどは男性か、同世代以下の女性ファン。

30代以上の女性とファンの中でも母親が高齢なファンの怒りは一向に鎮静しそうもありません。

倖田來未のファンの多くが、女性であるという点で大きな致命傷となったことでしょう。

ただ、このブログで私が書きたかったことは、倖田來未の発言内容が不適切でそれによって多くの人を傷つけたということは確かに非難されて当然とは思いますが、これをこのブログでそれを云々するつもりは全くありませんので、間違えないでくださいね。

要は同性からそっぽを向かれることが女性にとって最も怖ろしいことなのです。

それが男性より顕著に現れるのが女性の世界だと思います。

しかも、良く思っていなくても軽々に女性は周囲には口にしないのです。

心が女性であると主張しているMtF・Tsの皆さん、女性とは外見ではないのです。


私がカミングアウトしたときに真っ先に同情して近づいてきた女性がいました。

しかし、彼女の本心は私とお友達になりたかったのではなく、私の仕事上の立場を利用したかっただけなのですけどね。

より大きな力を利用して自分の野望を達成しようとすることが目的だったということです。

これは男性でもあることですが、違うのは色々な面で女性らしい自分に好都合な工夫を色々していました。


今、私の職場は数名の男性以外はほとんど女性です。

毎日、みんなと色んな会話を愉しんでいます。

そして、みんな私とは仲良しなんです。

しかし、その中の女性同士の人間模様が手に取るように見えるので、毎日顔色を見ていると女性同士で何があったのか手に取るようにわかるんです。

ですから、ちょっとそう感じたら、私から声をかけたりするので、色んな相談を受けたりするんですね。


面白いのは同じ場所にいても、男性社員は何にも気付いていないんです。

私が冷や汗ものの時でも、時々、平気で地雷を踏みに行ったりするし... ┐('~`;)┌ヤレヤレ

ほんと、男性はつくづく無頓着で鈍感だなぁって思ってしまいます (* ´艸`)ムププ♪