昨日はツェルマットからゴルナーグラート鉄道で山頂へ行き、
そのまま下山せずに一夜を過ごしました!
ゴルナーグラートは、
もちろん1泊しなくても
展望台からの絶景を楽しめます。
モンテローザとリスカム、
連なる山々、
マッターホルンも。
眺望を楽しむだけなら、
1時間の滞在で十分です。
では、この山頂に
丸々一晩いる必要はあるでしょうか??
... クルムゴルナーグラートというこのホテルは、
ヨーロッパ最高地のホテルです。
それぞれの部屋には
周辺の山の名前が付けられていて、
部屋番号はその山の標高になってます。
お部屋はこんな感じ。
シンプルです。広さもそれほどありません。
冷蔵庫はなく、
ミネラルウォーターの小さなボトルが
2本あるだけです。
下階のバーやカフェテリアも夜はしまってしまうので、
飲み食いは基本的にディナーの時間帯までです。
部屋の壁には、
部屋名になった山の
山頂から持ってきた石が貼られています。
山岳地の雰囲気は
ホテルの至るところで演出されてます。
基本的にホテル内の施設はありません。
プールやジムはもちろん、
スパもないです。
山頂には
カフェテラスや
お土産物屋さんやブティックなどもありますが、
基本は展望台だけと思っていいと思います。
お茶ゆランチを楽しむのなら、
ゴルナーグラートでなくて
その手前のリッフェルブルクの方が、
味的にもマッターホルンの眺望的にも優ってます。
なので、
宿泊する場合は夕方遅めに来るので構わないと思います。
逆に、早く来過ぎると
やることがなくてつまらないかもしれないです!
ディナーは、
悪くはないといった感じです。
決して特別ではありません。
これだけだと、
わざわざ不自由してまで泊まる価値があるのかとなりますが、
ひとつだけダントツで良い点があります。
それは...
夜の星空です!
これが本当に凄かった!
なにしろ標高がろ3,100メートルなので、
すでに目線の位置から満天の星空です!
それが、
深夜に建物のエントランスを出た瞬間に
眼前に飛び込んできます!
そもそもツェルマットは
排ガス自動車の乗り入れが禁止されているので
空気がキレイですが、
その上ここは標高3,100メートル。
大小の星明かりが、
闇夜にケタ違いに漂っています!
これは本当に素晴らしかった...
あとは、
モンテローザの夕焼けとか、
マッターホルンの朝焼けとか、
他の観光者が下山した後の、
少し特別な景色が楽しめるという特典もあります。
あと、部屋から
マッターホルン、もしくはモンテローザを
眺められるというのも贅沢ですね。
ただ、個人的には
このホテル、クルムゴルナーグラートの
一番の魅力は、
ダントツで星空ですね!
林間学校なんかの比ではなかった!