スイス ローザンヌ、レマン湖畔でCAN CAN LAH〜

スイス ローザンヌ、レマン湖畔でCAN CAN LAH〜

レマン湖の畔りの街、スイスのローザンヌにて家族で出向生活中です

Amebaでブログを始めよう!
約2年振りに遊びでシンガポールに戻ってきました!

飛行機を降りるとすぐに、
あの懐かしいシンガポールの臭いと重い湿気を感じました!

クリスマスシーズンということもあり、
オーチャードはイルミネーションで飾られてました!





今まで飲んだスイスワインの中で間違いなくベストの1本です!

間違いないセラーLouis Bovardの
CullyのDézaley 2004です!

サイケデリックなラベルがずっと気になっていて、
やっとの思いで購入してみました。

デザレーの樽付きなんて初めてです!
コクがあり、濃厚で美味すぎです!
最高の1本!



カミさんと初めてDVDで観て以来
いつか行ってみたいと思いながら
早くも10年以上、

遂に念願のテルメ・ヴァルスへやって来ました!

スイスへ異動することがわかる遥か昔から
思い焦がれていた建築物。

スイスへ来てみたら、
我々の住むローザンヌからはとても離れていることがわかり、
一度は諦めていたこの僻地の村!

なにしろアルプスに隔てられて、
チューリヒ経由で5時間以上かけないとこれない、
南西スイス在住者には非常にハードルの高い場所なのです。

そのヴァルス Vals へ遂にやって来ました!




ここは本当に村です!
CoopもMigrosもありません!
お土産物屋さんもありません!

ここへ来る旅人の目的はただひとつ、
巨匠ピーター・ズントーの大傑作、
テルメ・ヴァルスです!


1996年竣工のこの素晴らしい建築物は、
このひっそりとした村に見事に同化しながら、
内部では強烈な非日常空間を生んでいます!

ヴァルス産の岩石を基本素材とし、
平たく剃り落とされた板材を幾重にも重ねて作られています。

あるところは綺麗に磨かれて平面化されていたり、
あるところは凹凸を残していたり、
またあるところは経年の劣化が味を出していたりと、

同じ岩石素材でも
様々な表情が見られます。

テルメ内部を楽しむ前に、
まずは外観です。

内部は写真撮影禁止なので、
外で可能な限りの場所で撮影してみました。







これだけでは全く内部の良さが伝えられないですね。

内部には6つのプールと
ふたつのスチームサウナがあります。

広い内部空間は、
基本となる柱を複合的に配置することで、
秘匿感、
歩いて感じる体験、
落ち着きなどを醸成しています。

内部は静謐な空間に
水の音があちらこちらで聞こえ、

温泉施設というよりは
ある意味どこか教会的な神秘さと同時に、
洞窟的な緊張感さえあります!

正直、滞在中に、
とてつもなくリラックスしたと同時に、
少し怖くなる瞬間さえありました。

あと、ひと通り体感した後の
外での寝椅子での昼寝がヤバいです!

一番キケンだったのがスチームサウナです!

扉を開けると
殺風景なシャワーの空間があるのですが、
その奥にスチームサウナの部屋があります。

ターポリンのカーテンで3つの空間に仕切られていて、
一空間ごとに温度が上がっていきます。

3つ目のスペースに入ると、
高温スチーム!
ミント、もしくは柑橘の香り!
なんだか機械的な音!
暗闇と朧げな光!
などが一変に襲ってきて、
とてつもないことになります!

私が受付でチェックインしようとしていた時に
内部見学だけできないかと
電話で問い合わせしている人がいましたが、

ここは五感でいろいろと体験しながら
時間の経過に応じて
身体と感覚の変化を感じないと、
この建物の本当の良さがわからないですね!

また訪れたいです!

下記はエントランスと更衣室までの道のりです。
ん〜、内部の良さは全く伝わっていないですが、
これ以上の写真は禁止でした...!








ユングフラウヨッホの帰りに、
クライネ・シャイデックに立ち寄りました。

クライネ・シャイデックは
ユングフラウヨッホへ行く乗換駅で、
周辺をハイキングする人以外は
ほとんどの人が足早に通過していきます。

ですが、
時間に余裕があれば、
ぜひ立ち寄られることをオススメします!

一面に広がる芝生の向こうに、
ベルナーオーバーラント3山が間近に迫る絶景です!

クライネ・シャイデックまでの登山鉄道から
その絶景を多くの人が写真におさめていますが、

少し立ち寄れば、
写真撮影はもちろん、
ゆっくりと絶景を堪能できます!

駅前の茶屋で
ゆっくりお茶でもしながら、
のんびり眺望を楽しむのは最高です!







昨日はツェルマットからゴルナーグラート鉄道で山頂へ行き、
そのまま下山せずに一夜を過ごしました!

ゴルナーグラートは、 
もちろん1泊しなくても
展望台からの絶景を楽しめます。 

モンテローザとリスカム、

連なる山々、

マッターホルンも。

眺望を楽しむだけなら、
1時間の滞在で十分です。

では、この山頂に
丸々一晩いる必要はあるでしょうか??


... クルムゴルナーグラートというこのホテルは、
ヨーロッパ最高地のホテルです。

それぞれの部屋には
周辺の山の名前が付けられていて、
部屋番号はその山の標高になってます。

お部屋はこんな感じ。
シンプルです。広さもそれほどありません。
  


冷蔵庫はなく、
ミネラルウォーターの小さなボトルが
2本あるだけです。

下階のバーやカフェテリアも夜はしまってしまうので、
飲み食いは基本的にディナーの時間帯までです。

部屋の壁には、
部屋名になった山の
山頂から持ってきた石が貼られています。

山岳地の雰囲気は
ホテルの至るところで演出されてます。

その他、
基本的にホテル内の施設はありません。
プールやジムはもちろん、
スパもないです。

山頂には
カフェテラスや
お土産物屋さんやブティックなどもありますが、
基本は展望台だけと思っていいと思います。

お茶ゆランチを楽しむのなら、
ゴルナーグラートでなくて
その手前のリッフェルブルクの方が、
味的にもマッターホルンの眺望的にも優ってます。

なので、
宿泊する場合は夕方遅めに来るので構わないと思います。

逆に、早く来過ぎると
やることがなくてつまらないかもしれないです!

ディナーは、
悪くはないといった感じです。
決して特別ではありません。



朝食も然り。

これだけだと、
わざわざ不自由してまで泊まる価値があるのかとなりますが、

ひとつだけダントツで良い点があります。
それは...

夜の星空です!

これが本当に凄かった!

なにしろ標高がろ3,100メートルなので、
すでに目線の位置から満天の星空です!

それが、
深夜に建物のエントランスを出た瞬間に
眼前に飛び込んできます!

そもそもツェルマットは
排ガス自動車の乗り入れが禁止されているので
空気がキレイですが、

その上ここは標高3,100メートル。

大小の星明かりが、
闇夜にケタ違いに漂っています!

これは本当に素晴らしかった...


あとは、
モンテローザの夕焼けとか、
マッターホルンの朝焼けとか、
他の観光者が下山した後の、
少し特別な景色が楽しめるという特典もあります。


あと、部屋から
マッターホルン、もしくはモンテローザを
眺められるというのも贅沢ですね。

ただ、個人的には
このホテル、クルムゴルナーグラートの
一番の魅力は、
ダントツで星空ですね!

林間学校なんかの比ではなかった!



インターラーケンから
シュピーツ、ヴィスプを経由して、

山岳リゾートの代名詞、ツェルマット Zermatt へやって来ました!

今日はツェルマットの街では立ち寄らず、
登山列車に乗り換えて
一路ゴルナーグラートへ。

途中、リッフェルブルクで下車して

展望レストランにてランチです。




ここで食べたスモークサーモンのレシュティに付いていた、
ディルとスウィートマスタードのソースが
とても美味しかったです!


そしてなによりこの見晴らし!
ちょうど山頂にのみ雲がかかってしまっていましたが、
マッターホルンが目の前にドンッと鎮座しています!


絶景を前に、ビールの美味しさも2割増しです。

山岳地の展望レストランにしては
それなりに楽しめるお味。

そして最高の眺望とのどかなユルさ。

おかげでしばらく
ここでゆっくりしてました〜



大人も子供も我が家のメンバー全員が好物の、
スイスのリンゴジュース 
ラムサイアー Ramseier です!


リンゴジュースなのですが、
微発泡です。

同メーカーからはシードルも出ていて、
それがまた美味しいです!
ですがなぜかローザンヌでは全く見ませんでした。
再びラウターブルンネンを経由して、
今日は
スイス初の世界自然遺産、
標高3,454mのユングフラウヨッホに行ってきました!

行く道すがらからして
すでに最高でした!



ヨーロッパ最高地点にある鉄道駅ユングフラウヨッホまでは、
クライネシャイデックからずっと山の中のトンネルを
ひたすら登っていきます!

料金が高いことで有名ですが、
これだけのトンネル登山鉄道を作ってもらったことを考えると、
納得のいく金額だと思います。

観光は、
まずは標高3,571mの展望台スフィンクスから。
圧巻の360度パノラマです!

こちらがユングフラウ3山のひとつ、メンヒ!

ヨーロッパ最長の氷河、アレッチ氷河!

そしてベルナーオーバーラント3山のもうひとつ、
ユングフラウ!

凄すぎます!

これだけの超高所に
特に装備も必要なく
観光気分で電車で行けちゃうのって
凄くないですか!?

たっぷり絶景を堪能した後は、
氷の宮殿 Eispalastを軽く流しました!





何がきっかけだったのか忘れてしまいましたが、
ふとした事で見た写真に一目惚れした
ラウターブルンネンに、
遂に来ることが出来ました!

左右を断崖絶壁に囲まれた
谷間の村です。


断崖からは
いくつもの滝が流れ落ちているんです。  

しかも、
岩壁の高さが300mもあるので、
滝が途中で岩肌に当たったりして散霧し、
地上まで届かずに消えてしまうんです。

地形上、
時間帯によって見え方が異なります。

シュタウプバッハの滝を見たかったのですが、
ミューレンの方を1日周った後の
夕方に来たところ、

完全に日陰になってしまっていて
残念ながらあまりきれいに見えませんでした。


ですが、
地形ならではの
村の独特な雰囲気だけは
少し味わえました。

本当にゆっくりベルナーオーバーラントを楽しみたい場合は、
3泊でもちょっと足りないですね...!
登りの際に
何やら雰囲気良さそうな感じが漂っていた
ミューレン Mürren に、

シルトホルンを下山する際に
立ち寄ることにしました。
 

崖っぷちに寄り添う様にシャレーが建つ、
可愛らしい小さな村です。

気持ちのよいカフェがあったり、
趣のあるお土産物やさんが並んでいたり。

そしてこの絶景!

今日訪れた場所のなかでは
一番でした!

インターラーケンは山岳リゾート感があり、
ラウターブルンネンも谷間の特別感があり、
どちらも良い雰囲気ですが、

このミューレンは落ち着きと素朴さ、
それに加えて格別の秘境感がダントツでした。

出来ることなら1泊してみたかったです!