先日、外でお昼を食べて店を出ようとしたら、急に雨が降ってきました。


雨の予報はなく、空も明るかったので、にわか雨だろうと判断してお店の中で待たせてもらうことに。


すぐに止むと思っていたのに、思いのほか大粒の雨……


なんて可愛いものではなく、台風並みの土砂降りでした(笑)


本当に止むのかな、と少し不安になり始めたとき、ハッと思い出したのです。


「今日は大好きだった父方の祖父の命日だったじゃないか!」と。

(もちろん母方の祖父も大好きでしたけどねw)


すると同時に、思わず目尻に涙がじわり。


というのも、祖父は雨男だったからです(笑)


非科学的かもしれませんが、祖父は親戚のあいだでは雨男として有名でした。


葬儀の日も、その後の週参りの日も不思議なくらい雨。


みんなが口を揃えて「おじいちゃんらしいね」と笑っていたのを覚えています。


祖父が亡くなった後、私は初めて彼の人生について詳しく知りました。


戦争に行っていたことは知っていましたが、それ以外のことは初耳でした。


家の複雑な事情のため、幼い頃から家族を支えていたり。

ようやくつかんだ幸せも束の間、最初の子どもを生後まもなくで亡くし…。

その後も結構な財産を人に持ち逃げされたり、ケガや病気などをしたりとなかなかなハードモードな人生を送っていたことが判明。


その話を聞いたとき、私は本当に驚きました。


私の知る晩年の祖父は、穏やかでとても優しい人だったからです。


そして同時に、ますます尊敬するようになりました。


祖父はどんな苦しい状況に置かれても、優しさを失わなかったのだと。


実はここ最近、私の中で少し心細く感じることが続いていました。


だからこそ、あの日の突然の土砂降りが、まるで祖父からの熱いエールのように感じられたのかもしれません。


そしてふと思いました。


「祖父が経験した苦労に比べれば、私の抱えている不安など、まだまだ小さなものなのかもしれない」と。


そう思うと、少しだけ背筋が伸びるような気持ちになりました。


そして祖父の背中を思いながら、いまできることを淡々とやっていこう。


そんな風に心が落ち着いたのです。


「おじいちゃん、ありがとう。


今日も私は元気に暮らしています」