Nameで配線をつなぐ | 回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

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社員研修用に回路エディタ,回路シミュレータ などの解説をします。

前のブログ 配線を束ねる Bus の最後でも説明したが,

見た目がつながっていなくても,配線をつなぐことができる。

これは,NameとLabel  でも説明した通り。


次の回路は「見た目の線」はつながっていないが,

配線はつながっている例。



Label で回路をかくと(美しい配線ではないが),



ちなみに,info でも Nameを変更する欄があるが,

存在している Nameだと,次のエラーメッセージが表示される。



配線をつなげるには Name を使うこと。


ボード図でも試してみよう。
次のボード図はクロスしているが,配線としてつながっていない。※1

Show コマンドで確認したボード図だ。



これをつなぐには,Info で横の配線クリックして 名前を確認する。

(S$2は横の配線の名前)



次にName で縦の配線をクリックして Name をS$2に変更する。

これで配線がつながるのだ。Show コマンドで確認してみよう。


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※1 ガーバーデータに変換すればクロスしていてもいなくても

同じにはなる。

ただ,ボード図に直接描画する(CADとして利用する)時は,

つながりがわかった方がいい場合がある。

こんな場合は,Name を利用するといいだろう。