8、偶然訪れた児童養護施設での実習。そこでの衝撃が私の人生を大きく変えた。
〜何者でも無かった一人の保育学生が世界に挑戦するまでの物語〜
そして想像を超える怒涛の日々が始まった。
初めての就職ということで職場にも慣れない中、日々をこなす。その一方で平日仕事から帰ると毎日毎日、沢山の本を読み自分と向き合う時間を送った。
「自分は将来何を成し遂げたいのか」、「自分の人生にとってのビジョンは何か」ああでもない、こうでもないともやもやしながら、ノートに自分の思っていることをひたすらメモした。
児童虐待を無くしたい、だから育児するお母さんが楽しく暮らせて仕事もできるような社会を作りたい
これが私の人生のゴールだと思い、じゃあこの夢を叶えるにはどうしたらいいのだろう?
私自身は子供も居ないので、実際に育児しているママさん達にアンケートしてみようと、ママさん100人にアンケートした。
そのアンケート結果は驚くべきものだった。そして同時にとても切ない気分になった。
アンケートの最後に「もしも夢が叶うなら何をしたいですか」とこんな質問を設けた。
そしたらこんな答えが返ってきた。
「お昼寝がしたい」、「コーヒーをゆっくり飲みたい」、「本を読みたい」
私はこれを聞いた時に
「え、、、、
2、3時間あったらできるやん」と思った。
でもこれが日本に住む多くのママさんが抱えている問題、窮屈な育児環境なんだと改めて感じた。
そして夢が叶うならという質問の答えに、100人ほとんどの人がこの3つの内の答えだったことに衝撃を受けた。
ここでたまたま見つけた記事の話を紹介する。
北欧の国で、ある日本人ママさんがこんなインタビューをした。
「日本人のママさんは育児について多くのストレスを抱えています。子ども連れでカフェやレストラン、買い物に行くことはとてもハードです。子どもが騒いだり、泣いたりした時には周りの目を気にしてします。」と日本人ママさんが相談した。
すると北欧の国で住むママさんがこんな返事をした。
「育児中にストレス!?私たちは子どもがいるからといってそんな感情や体験をしたことがない。
育児=大変という考えがそもそも私の概念に無い。」
そんな風に言った。
なぜなら北欧では男性が子どもを学校や公園に連れて行くのも当たり前。
お洒落なカフェにはベビーカー置き場が入り口にあり、何台ものベビーカーが並ぶ光景が常に日常にある。
またレストランで子どもが泣くと、奥から店長が出てきて、「どうしたの?」と子どもを抱っこしてあげるそう。
そう育児するお母さん達に対して、育児はみんなでするものという考えがしっかり共通認識であるのだ。
この記事を読んだ時アイデアを閃いた!
「そうか、他人を変えるのは出来ないから私が北欧のような、育児はみんなでするという姿を自分のお店を作って、まずは社会の見本を作れば良いのか!」
そんな風に思った。
そしてそのお店がいずれ有名になった時に他の企業も真似をする。そしたら日本も北欧のような育児のあり方に帰ることができるのだと確信した。
だが、ある出来事が起きるまで、私の考えはまだまだ浅かったということに気付いていなかった。