9、偶然訪れた児童養護施設での実習。そこでの衝撃が私の人生を大きく変えた。

〜何者でも無かった一人の保育学生が世界に挑戦するまでの物語〜

 

ある出来事とは。

 

平日の朝、いつも通り保育園に出勤をする用意をしていた。用意をしながらインスタグラムを見ていた。

すると友人が夜に投稿していたストーリーズに目が止まった。

 

そこにはもう仕事がしんどい。自殺がしたいと書かれていた。それも限られた人しか見られないように限定公開だった。

もの凄く嫌な予感がした。

なぜなら当時この頃、芸能人の人たちも自殺で亡くなっているケースが数多く起こっていて、自殺は身近なものに感じていたからだ。

もしかしたら本当に自殺するかもしれない。いや夜に投稿しているからもう既に自殺しているかもしれない。

 

そんな不安が考えればキリが無いほど出てきて、気付いたら勤務先の保育園に走っていた。

そして朝番の先生に友人が自殺するかもしれない、もしかしたら自殺したかもしれない、確認する必要があるから休みたいと泣きながら訴えた。

 

そして休みの了承を得て、というか上司も駄目と言えなかっただろうが、、、、

空港行きのバスに乗りながら、千葉行きの飛行機を取った。

 

バスの中で何度も友人に電話したが応答無し。どうか生きていてくれと心から神に誓った。

 

飛行機に乗る前に友人から連絡があった。早朝から電話をかけまくったせいで逆に私のことを心配していた。

そして今から千葉行きの飛行機に乗って向かうことを告げるとかなり驚いていた。もう友人が驚こうが関係ない。

来ないでと言われても私は会いたかった。

 

千葉に到着。インスタグラムで自殺をしたいと言っていた友人は私の目の前にいた。そして生きていた。

感動のあまり私の目は涙でいっぱいになった。

 

そして友人の家に行き、自殺を考えた理由を聞いた。

 

彼女は関西出身で数年前から東京で働きたいと話していた。だがなかなか決心がつかずに1年、2年、3年と時は経っていた。

 

ちょうど私が留学から帰ってきて久しぶりに会った時に、彼女が東京に行く決心がついたと話してくれた。

私はとても喜んだ。私たちはお互い東京と沖縄で頑張ろうと話していた。

そんな長年の彼女の夢を自殺に追い込んだ理由。

 

それは新型コロナウイルス。

就職が決まっていたあるテーマパークがコロナの影響で休園に。その影響で彼女の出勤は自宅待機のみとなった。

だがまた再開すると働ける為、彼女は自宅でその日を今か今かと待った。

 

中々休園が解除されないまま数ヶ月が過ぎていた。

 

再開したら働けると思っていた彼女はその期間中も新しい仕事を探さずにひたすら待った。

そして数ヶ月が経った時、彼女に一枚の書類が送られてきた。

 

 

それは解雇届。

 

彼女は長年の夢であった仕事に就け喜んでいた。

コロナの影響で休園になったが次の職を見つけずに待っていた。

 

しかし先方から届いたのは一日も働かずに解雇届が届いた。

 

 

コロナの影響で外出禁止も余儀なくされ、関西出身の彼女は関東圏に一人も友達がいない。

 

休園の再開通知を待っていた彼女は収入も無く、生活費がただただ減っていく一方だった。

 

そして職を失い、就職先の寮に住んでいたのでそこも出ていかないと行けない。お金も家も無くなる。

 

 

そんなどん底の状態であるということを教えてくれた。