ロジカルな構成

著者: 照屋 華子, 岡田 恵子
タイトル: ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
ビジネスに必要な論理的なコミュニケーションを学ぶ教科書としてよい本。
以前読んだ、バーバラ・ミントの著者「考える技術・書く技術」に比べると読みやすいので、この「ロジカル・シンキング」を先に読んだ方がわかりやすいかもしれない。
実際のビジネスの現場でよくありがちな例を取り上げ、どこが問題なのか、どうしたらもっとよいコミュニケーションにできるかについて言及しているので、ノウハウを身近に感じられるのがいいところ。
「だからあの人の話はわかりにくいのか!」「あのとき私の提案が受け入れてもらえなかったのはこういう原因があるからなのね!」と、自分の経験に照らし合わせて考えられる。
個人的に役立ちそうだと思ったのは、論理構成のパターンについての言及。(6章、7章より。以下要約)
結論に対し根拠や方法を示す方法として、A「並列型」、とB「解説型」、の2つがあり、それぞれ効能が異なる。
A[並列型」:
議論の余地のない内容を示したり、考えの網羅性・全体像を提示
して納得させる
B[解説型」:
自分の考えを強調して示し、議論を誘う
さらに、実際のビジネスの場面では上記2つのパターンを組み合わせて使うことが多い。
1)A+A:
相手と議論をする必要がなく、結論を正しく理解してもらうのに有効。
2)B+A:
前半と後半を「基本方針の選択」と「具体的な進め方」のように分ける
場合、議論を前半に集中させ、後半は全体像を示す程度でよい、という
ときに有効。
3)A+B:
2のケースで、「基本方針の選択」についてはある程度合意がとれて
いる、または妥当性の検証のみでよく、「具体的な進め方」を議論
したいときに有効。
4)B+B:
一つ一つ議論のテーブルに載せて検討したいとき。
かなり重い議論になる可能性大。
自分の書いたドキュメントに照らし合わせてみると…
…まだまだ修行が足りない