6月3日

手術当日

 

全身麻酔だから寝不足でも寝てしまうだろうと思ってそんなに早くは寝なかったけど、

割とぐっすり眠れたと思う。

 

家族の付き添いは母と姉。

コロナの関係で、付き添いは2名までと制限されてました。

 

手術着に着替えていざ行ってきます。
手術台まで歩いて自分で横たわる。

布を被せられ手術着を脱ぐ。パンツも脱いで布の下は真っ裸。


背中から痛み止めを投与するため、

横を向いて背骨が見えやすいようにくの字になりチューブを入れてもらうが、

これが意識ある中でぐいぐいって押される感じで注射されて怖かったー。

マスクを装着しこれから麻酔薬が入ってくるのだと思うんだけど何度吸っても眠くならず。

吸いが浅いのか?おもいっきり吸った方がいいのか?と考えていたのは何秒の事か?

先生とお会いする前に意識なくなる。

姉と母は手術が終わるまで連絡用の携帯電話を渡され院内待機。

後日談、待つのは大変だったらしい。

6月2日

手術前日に入院。

 

聞くところによると、

病院にコロナ患者が数名入院していたらしく、コロナ患者がいなくなった後、

3週間程病棟を閉鎖していて6月1日に病棟を解放したばかりだそうです。

 

なので、その病棟は私入れてまだ2人しか入院していませんでした。

大部屋に一人しかいない。個室状態でした。

 

丁度面会禁止じゃなくなって、午後3時から決められた時間だけの面会が可能に。

タイミングいいじゃない♪

その午後3時からというのも形式上な決まりで何時でも良いみたい。

 

始めてご挨拶する先生から、手術は右開胸で胸のカーブに沿って脇の下から

ぐわ~っと切ると聞いてとても怖くなりました。そんなに切るって想像してなかった。

でもここまで来たらお任せするしかないんです。

 

手術前日は特にやることもなく手術同意書にサインを。

病名:気管癌(腺癌)

術式:気管切除、吻合術

麻酔や手術内容も含め9年前の肺切除(左下葉切除)よりリスクは高い

 

夜、眠れないと思いきや、そうでもなかったです。

5月26日

呼吸器内科に続き呼吸器外科で手術についてのお話を聞く。

 

診察室に入ると先生が、

「ちょっとびっくりしたねぇ。気管に癌ができるって珍しくて滅多にないよ」と。

でもそんなに大きくないし、気管の下の方に腫瘍ができていて範囲も狭いから

手術で採れそうな気がする。右開胸でいけるんじゃないかと。

 

気管を切除するから麻酔方法は難しく、

普段やらない操作を麻酔科の先生に特殊な方法でやってもらう事になる。

 

あと気管はたくさん切れなくて切る長さが限られてくるから、

それ以上無理と言う場合には放射線を術後に追加させてもらうかもしれない。

 

気管は軟骨で出来ているからくっつけた後に首を後ろに倒したりして、

離れる力が加わってしまうとくっつかない。

その為には胸の中で固定を緩めて柔軟にする処置をしないといけない。

 

私は9年前に肺がん切除していてリンパ節も切除した事で固まってしまっているから、

胸の中の方で固定を緩める処置が足りなかった場合、首の方から緩める必要がある。

その時は、首の専門家の先生に首のところを少し切開してもらう事になる。

これは術中に決めることになる。

 

術後は首を伸ばさないよう気を付けて、下を向く体勢でいないといけない。

あまりにも固定が強い場合は、首を後退しないように顎と胸を糸で固定するかもしれない。

糸で縫って首を後退したら引っ張られて痛いから後退しないようにするって事ね。

 

で、私の場合は腫瘍が小さくて切るだけで良いから

「もう手術日は決めてあります。来週やるつもりでいます」って。早っ(笑)

もう準備は全て整ってるって事でした。先生ありがとうございます♪

 

全身麻酔4~5時間、気管悪性腫瘍摘出、気管環状切除、形成術、2週間入院予定。

 

外科の先生曰く放射線は切った結果を見てから。

血痰がでて良かったね。早く来れてCT見てすぐわかったから良かった。と言われました。

今回も早期発見だったんでしょうか?

 

あとは、手術に必要な肺活量と入院手続きをしてから帰りました。