機は熟した。
むしろ腐りそう。
と言うわけで、写真祭自体は一ヶ月前に終わっているのだが、全く手につけて無かったこの話題。
一日中駆けずり回っていたのですが、それを徒労にするわけにはいかんのだ。
京都駅にて。
会場時刻は10時なので、それと同時に入るためにサッと撮影し、空中回廊へ。
まず、めっちゃ登る。
どこまで登るんだと言うくらい登るんだと言うくらい登るのだけれど、そのぶん見晴らしが良くなる。
…当たり前か。
こんな感じ。
まさに一望というヤツだ。
こちらが作品の回廊。
というか、キャプションが URL であるとほんと便利。
詳しいことは飛んで見てくださいという話なのだが、要すれば京都を一望しながら、そこに住んでいる人々を想起させることができるというのがこの作品の面白み。
ワンチャン、通りすがるかもしれない、ということも含めて、“駅” という場所にも沿う形の作品だ。
こういうところの抜かりなさが、伊達に年数を重ねていないところ。
さて、ザッと通っていざ京都の街へ繰り出すことに。
今回はレンタル自転車で、仁和寺へ。
ちなみにメモには、“大半の効率は金” と書かれている。
ま、タクシーが一番なのだろうけれど、そこは勝手知ったる京の町。
晴れに託けて、快調に飛ばすのであります。
仁和寺へ。
ここで、チケットを買うのですが、衝撃の事実。
目当てだった作品が、休館日。
マジか…。
いや、日程的にここしか行けなかったので、文句は言えないのだけれど…
マジか…。🥺
と、そう思いつつも、気を取り直して作品を鑑賞。
どの道、もう戻れやしないのだ。
ちなみに会場の入り口はこんな感じ。
さりげなさすぎる。
作品は二箇所に分かれてて、こちらが過去の作品。
この毘沙門堂の中で写真が投影されている。
コレ宗教的に大丈夫なのか?とか思われるかもしれないが、特に気にしないのが京都だ。
太っ腹なのか、新しいものに乗っかるのが好きなのか。
こちらが本作品展の新作。
作品概要はキャプション参照。
ただ、この自然光と工芸のコントラストというのは非常に面白いものがある。
人間の “手仕事”(本来はこの言い方はそんなに好かないけれど)を楽しむには、和室という空間はやはり落ち着きがあって良いな。
あと、庭ね。
やっぱ、人生最後は庭に行き着くと思う。
そして、この作品のハイライト。
…お分かりいただけるだろうか。
まるまる一室、カメラにしてしまっていることに。
正確にいうと、一室まるまるカメラオブスキュアにしてしまって、その中に入れると言うもの。
中はこんな感じ。
中はこのような形で映っている。
で、この空間がめちゃくちゃ良くて!
将来、寺を持って、庭を作ったらこの部屋作りたいくらい 笑
ほんっと、一日居れる。
景色の見え方が新鮮。
雨の日にもう一度来たかったくらい。
いや、雨がサカサマに降ってるってどんな感じなんだろう…
気になる…
とかなんとか、一日中でも居たいけれど、泣く泣く次の場所へ。
いや、時間がないのよ。
見るところが減ったとは言えね。
と言うわけで、次回へ続く。
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