おはようございます晴れ

今日は3.11

あの大災害から一年です。
東北の方々の早い安堵を祈願して止みません。

私はちょうど一年前の今日、地震が発生した時刻は、仕事をしていました。

リヤカーにクーラーボックスを積んでラッパを吹きながら街を歩き回る行商をしていました。

浜松市は震度3だったと思いましたが、歩き回っていたので地震があった事を全く知りませんでした。

お客様から地震があった事を伺いましたが、その時は大してピンと来てませんでした。

ただ迎えの人へ連絡する際、携帯が不通だったのはちょっと気になっていました。

帰宅して報道番組を見て事の重大性に気付きました。

今思えば、仮にあの時浜松市内にも津波が押し寄せていたら、私は何も気づかずに流されていたのかもしれません。

話を戻します。
現在の行商と言う仕事は、言ってみれば開業までの繋ぎの仕事と捉えていました。

しかし、この行商と言う仕事、自らの脚で売り歩くと言う昔ながらの販売方法で色々な事を学びました。

基本的には訪問販売ではないので、家のチャイムを鳴らしたりする事はありません。
ただラッパの音に気付いてもらい、お客様に直接出てきていただく方法です。

常連様が出来ると、気付かないかもしれないからチャイム鳴らしてと言っていただけることもあります。

同じルートを回るは一週間に一回だけです。
ですから雨の日も雪の日も出向き、お客様の元にお届けします。

売り方はとても楽しかったです。
今まで色々販売してきましたが、ほとんどがお客様に来店していただくので、行商がとても新鮮に感じました。

恐らくお客様もその新鮮さで購入していただいた方も多数見えます。

自宅から出られない方や会社や自営で出られない方など、今までの接客との違いも実感しました。

今では常連様を中心に宅配のように車両で販売しています。

接客にも色々な形態があり、お客様のニーズもそれぞれ異なるのだと言う事を知りました。

そのような経験を活かして、良いところを新しい店に反映させたいと思います。