談合・リベートはこうすれば防げる【3】 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

(3)「談合破り」をする工事業者を入れる

 

 また、改修専業者や専門工事会社などからも見積りをとるなど、いわゆる「談合破り」をする工事業者を入れることも効果があります。1社でも談合破りをする業者がいれば談合は成立しませんので、その特性を活かすのです。

 

 私たちが採用しているCM方式では、総合請負会社だけでなく、足場や塗装、防水などの専門工事会社からも見積りをとっています。これまでに行われてきた公募のスタイルだと、こうした専門工事会社が直接見積りに参加することはないので、彼らは談合の経験もありません。つまり、業界の“悪しき慣習”に染まっていない“ピュア”な存在であるために、談合が通用しないわけです。

 

 かつて私は、ゼネコンから下請け業者までを経験しました。まさに談合の渦中にいたこともあります。そのなかで、1社でも談合破りをする業者が現れると、一挙に談合の構造が崩壊する様子を目にしてきました。談合が破れると、途端に競争原理が働き出し、正しい入札が行われるようになっていくのです。

 

 また、談合が成立しなければ、リベートが支払われる可能性も低くなりますので、談合をしないことが明白な、真の意味で誠実な会社を1社でも見積りに参加させるなどして、談合をさせない環境を作るようにするといいでしょう。