マンション内に談合の首謀者がいる? | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

 ここまで、主に「コンサルタント(設計監理者)主導型談合」の説明をしてきました。文字通り、コンサルタント(設計監理者)が首謀者となって、談合を仕組むスタイルです。

 

 それ以外にも、管理会社が同じようなことを行う「管理会社主導型談合」や「発注者主導型談合」というスタイルもあります。

 

 発注者主導型談合とは、発注者=管理組合が主導で行う談合のことです。具体的には、理事会や委員会などの理事、役員が関係する談合を指します。

 

 私たちが遭遇した談合案件のひとつに、大規模修繕工事を予定していたあるマンションで、ひとりの役員がコンサルタント(設計監理者)と結託し、談合とリベートを推進していたという実例があります。幸いその状況に気がついた別の役員が立ち上がり、私たちに相談を持ちかけてきたので、解決策を提案して事なきを得ることができました。

 

 業界主導で通常とり行われているマンションの大規模修繕工事において、管理会社の作成した長期修繕計画によれば、100戸以上のマンションでは平均して億単位の工事費で発注することになります。工事費が高ければ高いほどリベートも高額になるので、そこにいろいろな利害関係が複雑に絡み合ってきます。コンサルタント(設計監理者)に限らず、理事や役員、区分所有者のなかにも、そうしたリベートをあてにしている人が少なからずいることに注意しましょう。