駐車場をリース+フルメンテナンスにしたら修繕積立金から拠出せずに、受益者負担として一般会計から支 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

「金食い虫」と言われて久しい機械式駐車場。最近の新築マンションでは機械式駐車場は敬遠され、平面式の自走式駐車場などが設置された大型マンションをよく見かけるようになりました。「国土交通省・マンション総合調査」(平成25年度)によれば、都市圏では40%ほどのマンションに機械式駐車場がありますし、平成7年以降に作られたマンションに限れば、全国で60%近くのマンションに機械式駐車場があります。マンション購入時に、十数年ごとに行う大規模修繕工事や機械式駐車場の入れ替えについて考える人は、まずいません。

 

本当に恐ろしいのは2~3回目の大規模修繕工事時期なのです。2回目以降には、給排水管の更新や、エレベータ交換、機械式駐車場の交換などのタイミングが重なってやってくるからです。機械式駐車場をその先も維持するためには、交換しか手はなく、そのためには再びの一時金徴収、さらなる積立金値上げ、借り入れなどが必要となってきます。

 

満車でフル稼働していれば、その合意形成も不可能ではないだろう。しかし現在、都市部のマンションを中心に機械式駐車場の空きが目立っています。運転をあきらめクルマを手放す高齢者が増えているだけでなく、若い世代のクルマ離れも進んでいるからです。駐車場収入の減少で、耐用年数経過後の交換はおろか、車が何台入っていようと毎年かかる維持費ですら負担になってきます。数台のために区分所有者全員が維持費や入れ替え費用を負担することに疑問の声も上がり、理事会方針が決まっても管理組合総会は紛糾するでしょう。あなたは自宅マンションの駐車場の現状を正しく理解しているだろうか?クルマを持っていようがいまいが、機械式駐車場がある限り、この問題から目をそらすわけにはいきません。

 

そこで最近は、多額に費用が必要な機械式駐車場更新工事を、修繕積立金会計から拠出するのではなく、リース+フルメンテナンスにして、一般会計から受益者負担として拠出する方法が出てきました。

 

まずは、フルメンテナンスにしたら、これまで歴代の理事や修繕委員を悩ませてきた、毎年のように提案される修繕ついて長時間の不毛な議論から開放されるだけでなく、機械式駐車場の安全性と利便性を向上し、突発的な修理が不要になります。

 

そして、リース契約によって修繕積立金から多額の支出をする必要がなくなり、一般会計から受益者負担として支払われるために、車を持たない組合員に対しても、しっかりと機械式駐車装置の入替えに対する説明責任を果たすことができ、総会での合意形成も得やすくなります。すでに、何社かが取り組んでいるようなので、お困りの管理組合は検索をしてみてください。