大規模修繕工事で管理会社の役割 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

管理会社の大規模修繕に対する取組みには、元請型、紹介型、設計監理型という3つがあります。

元請型は管理会社自らが工事を請け負ってさまざまな施工業者を管理していくタイプ。

紹介型は、管理組合の依頼を受けて適切な元請業者を紹介するタイプ。

設計監理型は、管理会社が設計事務所として設計だけやり、元請業者は管理組合から別に発注してもらうタイプです。

さて私が管理会社の経営者だったらどんなことを考えるでしょう?

元請型ならもちろん大きな収益を期待できますから、まず大規模修繕業務を受注できるよう管理組合に働きかけさせます。

会社の規模としてそこまでの業務はできない、あるいは工事に伴うさまざまなリスクを抱え込みたくない、と考えれば紹介型となりますが、その場合は手数料をとれる業者を優先する。

設計監理型なら、まずその報酬をいただいたうえで、受注した施工業者からもペイバックしていただく。

逆にこうした管理会社の姿勢をみて、信頼をなくす管理組合もふえています。実際に管理組合の理事長さんと接しているフロント営業マンは、それなりに管理組合の立場に立って考えているのですが、結局は、こうした会社の論理から離れることはないようです。

最近では、管理組合の代理として見返りを期待せずに大規模修繕を発注してくれる会社もでてきています。

でも管理会社が、組合の立場に立って地元の業者から大きな業者まで、たとえば新聞で公募するなりして、安くて質のいい業者を探してくれるのが管理組合にとっては一番いいはずです。

そんな良心的な管理会社を選びたいものです。