管理報酬の経費や利益の二重取りに注意しよう | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

面白いエピソードがあります。こんなことを知っておくのも、管理会社と付き合っていくには参考になるのではないかと思います。

実は、私たちが管理費削減の契約を交わす前の段階で、マンションDの管理組合は独自に管理会社と交渉を行い、200万円の値下げを決めていました。

ただし、それは厳密には値下げ交渉ではありません。管理会社から清掃会社への発注をやめ、その分の清掃は管理員が行うようにする、あるいは年6回の定期清掃を4回にする、ということでコストをおさえたのです。

「それから、管理会社に支払う分として『管理報酬』と『一般管理費』という二つの項目があったので、それはおかしいのではないかということで『管理報酬』のほうはゼロにしてもらいました」

「管理報酬」とはなにかと、フロントマンにたずねてみると「経費です」とか「利益です」という答えが返ってくるような、曖昧なものです。契約書によっては「一般管理費」という名目になっていることもあります。

マンションDの管理会社は、その両方の項目を立て、ただでさえよくわからない料金を二重に取っていた、というわけです。理事のなかには「やりたい放題だな」という印象をもち、さらに管理会社への不審を募らせた人もあったようです。

みなさんも、管理委託費用の明細に目を通してみてはいかがでしょうか?