「日本一へと導いたハインリッヒの逆法則」 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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先日、ブラジルW杯の日本代表選手が発表され、
盛り上がりを見せる男子サッカー。


一方、なでしこジャパンこと女子サッカーも
本日からW杯最終予選を兼ねた
AFC女子アジアカップが開幕します。


さて、これまでなでしこジャパンに
最も多くの選手を輩出してきた高校がどこか、
皆さんはご存じでしょうか。


それは宮城県にある
常盤木学園高等学校サッカー部です。


1995年、部員僅か5人からスタートし、
全国大会最多優勝を誇るまでにチームを導いた
なでしこの父・阿部由晴監督が語った
「日本一へと導いたハインリッヒの逆法則」とは──。


┌───────今日の注目の人─────────┐



  「日本一へと導いたハインリッヒの逆法則」
        

   阿部由晴(常盤木学園高校サッカー部監督)
   
      
    ※『致知』2014年6月号
      特集「長の一念」より


└───────────────────────┘

阿部 私が女子チームを率いていく上で
   大切にしてきたことの一つに、
   「ハインリッヒの逆法則」というものがあります。


──何ですか、それは?


阿部 これは保健の教科書に載っていた
   「ハインリッヒの法則」を自分なりにアレンジしたものなんです。


アメリカの損害保険会社に勤めていたハインリッヒという人が、
ある工場で発生した5千件余りの労働災害についてその原因を調べた。


すると、一件の重大な労働災害が起こる背景には
29件のヒヤッとする軽い事故がある。


さらにその背後には300もの小さなミスがあったと。
こう書いてあったんです。


最初にこれを見た時は「ふーん、そうなんだ」
くらいにしか思っていなかったんです。


でも、ちょっと待てよ、
これを逆にしたらどうなるんだと。


高校女子選手権で優勝する、これが一つの大きな目標だとしたら、
29の小さな目標を達成すればいい。


その29の目標を達成するためには、
300の細かい、小さなことをきちんと積み重ねていけばいいんじゃないか。


300の項目を書き出して、それを徹底していきました。


──例えばどんなことを?


阿部 挨拶をする、食事の時にいただきますと言う、
   喧嘩をしない、隠し事をしない、嘘をつかない、


そういう普段の生活の細かいことやサッカーの約束事がほとんどかな。


やっぱり毎日の積み重ねって大事ですよね。
そうすることで心が整えられていく。


野球のイチロー選手が


「僕が高校時代にやってきたことは
 寝る前に10分間、素振りをしたこと」


と言ったのを聞いて、
私はすげえなって思いました。


実際にバットを持って、
寝る前に10分間振れるか、振れないですよ。


それを手抜きをせず、365日やっている。
これがイチロー選手のすごさなんでしょうね。


これと同様に、300の当たり前のことを
確実に積み重ねていくことが非常に大事だと思います。


──監督自身が手ごたえを感じ始めたのはいつ頃ですか。


阿部 それは日本一という結果が残せてからですよ。
   ああ、これがよかったんだなって。


その当時は分からなかった。
でも、これが正しいだろうと思って、信じて一所懸命やってきた。


整理し、反省してみて初めて、
これはよかったと確信を持てるようになりました。