マンション管理組合の役員というものは、輪番制で選ばれることがほとんどでしょう。
好きで立候補する人もそれはたまにはいるけれども、ほとんどは「次はあなたの番だからお願いね」とか、「抽選で選ばれましたので来期の役員をお願いします」といって決まります。
何度か経験していればいいけれど、初めて選ばれた人は、何をすればいいのか、何をしなければいけないのか、まったくわかりません。
それでいて数千万円、なかには数億円の修繕積立金や管理費用の管理に責任をもたなければいません。
そのうえ、やれ「隣のピアノの音がうるさい」だの、「ちゃんと分別してごみを出さない人をとりしまってほしい」だの、よけいなもめごとまで持ち込まれてしまいます。
「なんとか何事もなく任期がすぎないかなぁ」と思ってしまうのも無理のないことです。
そんな、役員初心者のあなたにとって、最も頼りになるのが管理会社の担当者です。
「出納状況はこうなっています」
「必要とされる作業はこれとこれで、費用は○○円かかります」
「月々の収入はこれこれ、支出はこれこれで、残った○○円は繰り越します」
「この問題には、張り紙をしましょう。文面はこちらで用意します」
「特に問題のある○○さんには、私のほうから連絡して注意しておきます」
……なんてテキパキ対応してくれるしっかりものの担当者ならいいのになぁ、と期待したくもなります。
ところが、そんな人ばかりではないことに驚かされるのが、この業界なのです。
みなさんも、自分のお仕事に置き換えて「現在のマンション管理組合」というお客様の状況と「管理会社」というサプライヤーの状況を冷静に判断してみるといいと思います。
まず、デベロッパー系の管理会社であれば、間違いなく「競争原理」が働いてないと思います。
私の身の回りに「競争原理」が働いてないものは、ほとんど見当たりません。
いかがでしょうか?だんだん見えてきましたでしょうか?